長年にわたってF1ブラジルGPを開催してきたサンパウロが、2025年まで開催契約を延長することに合意したと発表した。
少し前にはF1最高責任者のチェイス・キャリーがリオデジャネイロのレースプロモーターとの間でF1開催に向けた基本合意を結んだことが明らかとなっていた。
これにより、F1ブラジルGPは近い将来リオデジャネイロに舞台を移すことになると考えられていた。
しかし、リオデジャネイロ郊外に建設予定となっている新サーキットは近隣地域の生態系への影響が懸念されており、まだ関係当局による承認が得られていない状況だと伝えられている。
こうした中、サンパウロ州知事のジョアン・ドリアが12日(木)にF1との間にインテルラゴス・サーキットで行われているレース開催契約を2025年まで延長することになったと発表した。
だが、ドリアによれば、グランプリの名称は現在のブラジルGPからサンパウロGPに変更されることになるという。
ドリアは次のように語っている。
「ブルーノ・コバス(サンパウロ市長)とともにF1との間でサンパウロでのF1レース開催契約を2025年まで更新することを発表できるのを誇りに思っている」
「契約書にはサンパウロ市とリバティ・メディアが署名することになる。これはサンパウロ州、サンパウロ市、そしてブラジルにとって素晴らしい勝利だ」
13日(金)の時点ではF1はまだこれに関する発表は行っていないが、インテルラゴスでのグランプリ名がサンパウロGPに変更となるという情報が正しければ、F1は今後ブラジルにおいてサンパウロとリオデジャネイロの2か所でF1を開催することを検討している可能性もありそうだ。