NEXT...F1開催スケジュール

レッドブルのアルボン「アルファタウリへの降格を受け入れるつもりはない」

2020年11月11日(水)17:16 pm

アレクサンダー・アルボン(レッドブル)が、アルファタウリへの降格を受け入れるつもりはないと主張した。

レッドブルのフルタイムドライバーとして2年目のF1シーズンをスタートしたタイ国籍ドライバーのアルボンだが、ここまでのところ不振が続いており、2021年もレッドブルで走るのは難しいだろうとの見方が強くなっている。

こうした中、今週末にF1第14戦が開催されるトルコにおいてアルボンがピエール・ガスリー(アルファタウリ)とともにチームオーナーである世界的エナジー飲料メーカーのレッドブルが展開するファッションブランドであるアルファタウリの宣伝用フィルムの撮影に臨んだことから、2021年にはアルボンがセカンドチームであるアルファタウリに降格されることになるのではないかとのうわさが強くささやかれるようになっている。

だが、2019年にトロロッソ(現アルファタウリ)でF1デビューしたアルボンは、スペインの『Tercer Equipo(テルセル・エキポ)』からこの件に関して質問されると次のように答えた。

「いや、僕はアルファタウリへ戻ることに同意するつもりはないよ」

「ハイレベルのチームでレースをすることが全てのドライバーの夢だし、僕にとってそのチームはレッドブルなんだ。僕は(レッドブルで)続けるつもりだよ」

エナジー飲料レッドブルの発祥の地であるタイの国籍を有していることもあり、レッドブルはこれまでずっとアルボンをサポートし続けてきている。だが、アルボンはレッドブルでマックス・フェルスタッペンのチームメートを務めるには相応しくないとの考えを示すメディアやF1関係者が増えてきているのも事実だ。

例えば、歯に衣着せぬ発言をすることで知られる1997年のF1チャンピオンであるジャック・ビルヌーブは、アルボンは「レッドブルの歴史において2番目にひどいドライバーだ」と語り、次のように続けた。

「彼はそのパスポートのおかげでチーム首脳による庇護を受けている。だが、実際のところ、彼はレッドブルのドライバーに求められるレベルではないよ」

「彼ら(レッドブル)が彼を助けようとしているにもかかわらず、彼はさらに悪くなりつつある」

しかし、アルボン自身はそうした外野からの声に耳を貸すつもりはないと次のように語った。

「常にそういう話やうわさがある。だけど、結局のところそれによって僕がサーキットでやっていることが変わることはないよ」

「僕がいい結果を得ることに集中すれば、彼らもそういう話をすることを止めるだろう。でも、F1にはこういうことがつきものなんだ。僕は自分がやるべきことが分かっているし、それに集中しているよ。それが僕にとって重要なことだからね」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック