F1第13戦エミリア・ロマーニャGPが行われたばかりのイモラ・サーキットにて、Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)およびレッドブル・ジュニアチームに所属し、現在カーリン(Carlin)からFIAフォーミュラ2選手権に参戦している角田裕毅(つのだゆうき)が、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの2018年型マシンを使用してF1初テスト走行を行った。
その時の様子をホンダF1が次のようにレポートしている。
■角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)、F1初ドライブはハーフウェット
走行開始の午前9時30分時点での天候は曇り、気温14度。早朝から立ち込めていた霧が薄くなり、路面はハーフウエットという状況の中でウエットタイヤを履いてのスタートになりました。
天候には終日大きな変化がなかったものの、インスタレーションラップと合わせて4度のスティントを経て路面がドライになった5度目のスティントからはドライタイヤでの走行を開始。複雑なハイブリッドシステムを搭載し、ドライビング中にも多くの操作が求められるF1マシンでの初走行となりましたが、チームのエンジニアと随時コミュニケーションを取りながら問題なくドライブし、マシンの感触を確かめていきました。
角田選手は午前と午後にそれぞれ36周ずつ、合計72周(約350km)を走行し、大きなトラブルなく予定されていたテスト項目をすべて終了しています。
なお、日本人ドライバーがF1マシンをドライブするのは、2019年のF1日本GPのフリー走行1回目にスクーデリア・トロロッソ・ホンダ(現アルファタウリ)から出場した、山本尚貴選手以来となります。
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