F1第12戦ポルトガルGP(アルガルベ)初日を終え、ホンダF1が次のように振り返った。
●【FP2結果】F1第12戦ポルトガルGPフリー走行2回目のタイム差、周回数
■ホンダF1:初日レポート
ポルティマオのアルガルベ・インターナショナル・サーキットで開幕したF1第12戦ポルトガルGPは、アストンマーティン・レッドブル・レーシング、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダともに好調なペースを見せたものの、ガスリーのマシンにトラブルが発生するなど遭遇するなど、波乱に富む初日となりました。
■FP1
F1初開催のコースということで、まだコース上のグリップが低いFP1から、限界を探るためにプッシュしての走行となり、マックス・フェルスタッペン、ダニール・クビアトがスピンを喫します。
ピエール・ガスリーも、車体の問題で走行を切り上げる場面があったものの、フェルスタッペンが3番手、アレクサンダー・アルボンが5番手、ガスリーが10番手と、Hondaパワーユニット勢は4台中3台がトップ10入り。クビアトもガスリーと約0.1秒差の13番手につけました。
■FP2
FP2の冒頭30分間は、ピレリタイヤのテストセッションとなり、全チームがプロトタイプのタイヤコンパウンド使用が義務付けられました。テストの内容はチームに開示されておらず、アストンマーティン・レッドブル・レーシング、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダともにピレリによって設定されたプログラムに従って走行しました。
残りの60分間が通常のフリー走行となり、各チームが予選、決勝へ向けたセットアップに取り組みました。しかし、ガスリーのマシン後方から炎が上がってストップし、セッションは赤旗中断となります。このトラブルについては、炎上箇所の確認とともに原因の特定に取り掛かり、同時にパワーユニット(PU)の損傷度合いについても分析を行います。
この赤旗中断が明けた直後、ターン1でフェルスタッペンが、イン側に交錯してきたランス・ストロール(レーシングポイント)と接触。これによって再び赤旗が掲示され、フェルスタッペンは燃料の少ない状態でソフトタイヤを使ったアタックラップの確認ができませんでした。これにもかかわらず、フェルスタッペンはこのセッションでバルテリ・ボッタス(メルセデス)に次ぐ2番手タイムをマークしています。
また、ガスリーが7番手、アルボンが10番手となり、Honda PU勢はFP1に続いて3台がトップ10入りしており、予選シミュレーションができなかったクビアトは17番手となりました。
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