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【レッドブル】独自エンジン製造計画は2025年まで

2020年10月22日(木)17:41 pm

レッドブル首脳のヘルムート・マルコが、現在のF1エンジンルールが適用される2025年まで独自にエンジン製造を行うことを計画していると認めた。

●F1第12戦ポルトガルGP タイムスケジュール

現在エンジンパートナーを務めているホンダが2021年シーズンを最後にF1活動から手を引くことが明らかとなったが、レッドブルではそのホンダF1エンジンの知的財産権を買い取り、自分たちでその製造を続けていくことが現時点ではベストの選択肢だと考えている。

「我々としては全てをイギリスに移したいと考えている。だが、さくら(栃木県さくら市にある本田技術研究所)からある程度の助けを受けることも必要だ」

『Sky Deutschland(スカイ・ドイツ)』にそう語ったマルコは次のように付け加えた。

「おおむね、2022年シーズンのスタートから完全に独立運用ができるようになると考えているよ」

そう語ったマルコだが、レッドブルでは将来的にずっとF1エンジン製造にかかわるつもりはなく、これはあくまでも応急対策的な計画だと主張している。2026年からは新たなF1エンジンレギュレーションが導入される予定となっており、それまでのつなぎということだ。

レッドブルは、その2026年に導入される新F1エンジンレギュレーションは新たなメーカーが参入しやすいものにするべきだと主張するとともに、F1の将来のことを考えればその導入を2023年に前倒しすることさえ検討するべきだと考えている。

「現在のレギュレーションが終わるまではレッドブルのプロジェクトとしてやっていくことになるだろう」

独自エンジン製造計画についてそう語ったマルコは、新F1エンジンレギュレーションが導入された時点では新規参入するエンジンメーカーと組むことになるだろうと示唆し、次のように続けた。

「我々の計画は2025年までだ。エンジンメーカーになることを目指しているわけではないからね」

「新レギュレーションは明らかにコスト的にもっと好ましいものであるべきだ。そしてテクノロジーもよりシンプルなものでなくてはならない」

マルコは、無理に非常に複雑なハイブリッド方式エンジンを継続するより、もっとシンプルで、なおかつ環境にやさしいF1エンジンを実現することも可能なはずだと次のように付け加えている。

「私の考えではもっと大きな音を発生するものであるべきだ。さらに、非常に重要なこととして、合成燃料を使用するものであることだ。これによって我々はCO2フリーを達成できることになる」

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