F1第11戦アイフェルGP(11日決勝、ニュルブルクリンク)を前に、ホンダF1の活動終了が伝えられた。それを受け、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)が次のようにコメントした。
■ホンダと働くことが大好き。ホンダのタイトル獲得を願っている
「まず始めに、過去4年にわたってともに歩んできたホンダがF1から去ることに悲しい思いだよ。ホンダの人々は僕のキャリアの中でも大きな役割を果たしてくれているし、彼らと働くことが大好きなんだ。
まだ来年末までは仕事ができるし、その中でさらなる勝利へ向けて戦っていければと思うし、その中でホンダがタイトルを狙える位置にいることを願っている」
■ロシアで7位までは狙えた
「ドイツでの戦いだけど、僕らはロシアでの好パフォーマンスを経てニュルブルクリンクへ向かうことになる。レースではもっと上を狙えたはずだ。
予選でQ3に進出したことがデメリットになる場合もあって、Q2で履いたソフトタイヤでスタートした結果、かなり早めのピットストップを強いられ、第2スティントでトラフィックにつかまってしまった。
ただ、ペースはよく、特にクリーンエアの場面では顕著だったので、バーチャルセーフティカーの際にややギャンブル的なピットインをしたけど、効果的ではなかった。いいバトルができたし、7位までは狙えたと思うよ」
■なるべく早く正しいセットアップを見つけなければね
「ニュルブルクリンクでは、2014年にフォーミュラ・ルノー3.5でレースをしたのが最後なんだ。なかなかテクニカルなレイアウトで、独特の複合コーナーがあり、低速と中速コーナーが入り混じる中でリズムに乗っていくことができる。
そして、1コーナーは下り坂でのブレーキングとなるので、難しくなる傾向があります。要するに、一筋縄ではいかず、おもしろいサーキットなんだ。気温が低くなるようだけど、それもここでは特に不思議ではない。寒さについてはマシンに乗ってガレージで待機しているとき以外はあまり問題ないけど、待機時は本当に寒さを感じるもんなんだ。
タイヤの扱いについても、温度を上げるのが難しくなるはずだ。ここまで雨のレースがあまりないから、降ってくれればと思っているよ。また、オーバーテイクが簡単なサーキットではないから、予選が重要なんだ。
しばらくここでのレースはなかったから、フリー走行ではたくさん仕事をして、なるべく早く正しいセットアップを見つけなければならないね。全員にとっておもしろいチャレンジになるはずさ。」