今週末に開催される2020年F1第11戦アイフェルGP(11日決勝)は天候に左右されるレースとなるかもしれない。
アイフェルGPの舞台となるニュルブルクリンクでF1が開催されるのは2013年以来のこととなる。だが、これまでニュルブルクリンクでドイツGPが行われていたのは7月もしくは8月であり、10月に開催されるのは初めてだ。
ドイツ出身の元F1ドライバーであるラルフ・シューマッハは、ニュルブルクリンクが位置するアイフェル地方の10月の気候はかなり厳しくなることから、それがレースのカギとなる可能性も十分にあると次のように語っている。
「雪が降る可能性だってないわけじゃない」
「観客にとっては天候が非常に面白い要素になるだろうね」
本来の2020年F1カレンダーには盛り込まれていなかったものの、新型コロナウイルスの影響により急遽レースを開催することになったニュルブルクリンクだが、2021年にもF1を開催できる見込みはそれほど大きくはないようだ。
「もちろん、我々としては今後もF1をキープするために取り組んでいくつもりだ。しかし、それは世界の状況次第だ。コロナがどうなるか、あるいはコロナの影響を受けた経済がどうなるかだよ」
ドイツのテレビ局『Sport1(シュポルト1)』にそう語ったニュルブルクリンクの責任者ミルコ・マークフォルトは次のように付け加えた。
「我々にドアが開かれる可能性もある。だが、それは全て推論に過ぎない」