ルイス・ハミルトンとメルセデスとの2021年以降の新契約締結はシーズン終了後まで持ち越されることになりそうだ。
今年で現在のメルセデスとの契約が満期を迎えるハミルトンだが、以前、世界中が新型コロナウイルスの脅威にさらされているときに来年以降の契約に向けた交渉をする気持ちにはなれないという趣旨のコメントを行っていた。
だが、その後、メルセデスF1チームを率いるトト・ヴォルフ(チームCEO)の2021年以降の去就が不透明であることや、2021年シーズンを最後にメルセデスがワークスF1チームを売却することを計画しているとのうわさが流れたこともあり、ハミルトンとしてはそれらの動向を見定めるために交渉を先送りにしているのではないかと考えている者もいるようだ。
こうした中、ハミルトン本人は次のように語っている。
「僕がこのチームで続けたいと思っていることは確かだよ。だけど、もっと後で話し合うこともできるんだ」
「僕はほかの誰とも交渉はしていないよ」
メルセデスの母国ドイツのテレビ局『RTL』は、ハミルトンの契約に関する件は2020年F1シーズンが終わるまで保留されることになっていると報じている。
その件について質問されたヴォルフはテレビ局『Sky Deutschland(スカイ・ドイツ)』に次のように答えている。
「そうなってもおかしくはないよ。過去にそうしたこともあるしね」
「私はルイスと仕事をするのが大好きだし、お互いにそうだと私は思っている。ああいう契約には非常に多くの詳細な仕事が必要だし、それを検討するために時間をかけたいと思っているんだ」