セルジオ・ペレス(レーシングポイント)が、チームから伝えられるより以前に自分が放出されるであろうことは気付いていたと認めた。
最近、ペレスは今季のF1第8戦イタリアGPが開催されたモンツァにおいてチームオーナーのローレンス・ストロールが弁護士に対してセバスチャン・ベッテルとの契約書を作成するよう依頼するのを立ち聞きしていたようだとのうわさがささやかれていた。
「ああ、そのうわさは本当だよ」
第10戦ロシアGPが開催されたソチでそう認めたペレスは次のように続けた。
「モンツァでの決勝日に自分がここに留まることはないと分かったんだ。チームがもう少し透明性を示してくれることを望んでいたよ。だけどオットマー・サフナウアー(チーム代表)とローレンス・ストロールを責めることはできない。彼らの今後の活躍を祈るよ」
第9戦トスカーナGPが行われたムジェロにおいて今季限りでペレスがレーシングポイントを去ることが発表されたが、その時点ではペレスとチームの関係がぎくしゃくしていたのは確かだった。
しかし、別のうわさによれば、ペレスはそこですでにハースと2021年の契約を結んでいたようだとも言われている。
ドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』は、ペレスにはレーシングポイントから違約金として1,000万ドル(約10億6,000万円)が支払われると言われており、それがハースとの契約を後押しすることになったのではないかと報じている。