F1第10戦ロシアGP(27日決勝レース、ソチ)のフリー走行3回目が行われた。
【FP3結果】2020年F1第10戦ロシアGPフリー走行3回目のタイム差、周回数
ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイム。0.776秒差の2番手はバルテリ・ボッタス(メルセデス)、そこから0.041秒差の3番手にカルロス・サインツ(マクラーレン)が入った。
金曜日は2セッションともトップタイムを記録したボッタスだったが、ハミルトンは解決策をみつけたようで1分33秒279のファステストラップを記録した。
サインツはボッタスに0.041秒差まで迫る3番手。4番手にはそこから0.143秒差でエステバン・オコン(ルノー)がつけた。オコンに0.013秒差の5番手はセルジオ・ペレス(レーシングポイント)。ここまでがハミルトンから1秒以内となった。
フェルスタッペンはセッションのほとんどをソフトタイヤで走行。予選に向けてミディアムタイヤを温存しているようだ。予選アタックの第一セクターでは2番目のタイムだったが、その後はトラフィックに引っかかりタイムを伸ばすことはできなかった。
7番手にはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が飛び込んできた。来季からチームメートになる8番手のランス・ストロール(レーシングポイント)を0.138秒上回った。
母国GPのダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)は9番手。昨日好調だったダニエル・リカルド(ルノー)はミラーが動いてしまうトラブルもあり10番手。走行中に調整している姿が映し出されていた。
クビアトのチームメート、ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)はセッションの早い段階でスピンし、セッション後半はトラフィックに引っかかり11番手だった。
12番手にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)。しかし、チームメートのベッテルからわずか0.212秒差という僅差だ。そのすぐ後ろにはジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)。
14番手にはターン15でスピンし、無線でクルマのバランスに不満を述べていたロマン・グロージャン(ハース)。それにニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)とケビン・マグヌッセン(ハース)が続いた。
そしてアルファロメオ勢が続いた。17番手のアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)はキミ・ライコネン(アルファロメオ)に0.009秒差をつけた。
アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)は、トラックリミットを超えたためにファステストラップは抹消され19番手。クリーンラップを取れずに20番手に留まったランド・ノリス(マクラーレン)をわずかに上回る結果に終わった。
3番手以降は大混戦となっており、クリアラップが取れるかどうかが予選の大きなポイントになりそうだ。