2014年F1シーズン序盤までフェラーリのチーム代表を務めていたステファノ・ドメニカリが現F1最高経営責任者であるチェイス・キャリーの後任候補筆頭に浮上してきているようだ。
今年の4月中旬にドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』が、2017年シーズンからバーニー・エクレストンに代わって最高責任者としてF1を率いているキャリーが「近いうちに」F1を去ることになるようだと報じていた。
そして、このほどドイツの『Bild(ビルト)』を含む複数の信頼がおけるメディアが報じたところによれば、キャリーの後任としてかつてフェラーリF1チームを率いていたドメニカリがF1オーナーであるリバティ・メディアの任命を受けて新F1最高責任者に就任する可能性が高くなったという。
「このアメリカ人ビジネスマン(キャリー)は決してF1に馴染むことがなく、もうアメリカへ戻ることを望んでいる」
そう報じた『Bild(ビルト)』は、現在ランボルギーニのCEOを務めつつ、FIA(国際自動車連盟)のシングルシータ-委員長の職にも就いている55歳のドメニカリならF1の最高責任者という大役も十分に務めることができるだろうと次のように続けている。
「ドメニカリは必要とされる専門知識を有しているし、彼はチーム代表として、そしてFIA(国際自動車連盟)として、このスポーツを分かっている。そして彼には商業面の理解も十分にある」
「だが、メルセデス、レッドブル、あるいはマクラーレンがフェラーリの元チーム代表がF1最高責任者になることを受け入れるとは想像し難い。それゆえ、今後数日は面白いことになるだろう」