NEXT...F1開催スケジュール

【ホンダF1】田辺TD「アルファタウリと50戦目の節目。今のホンダがあるのは彼らのおかげ」F1イタリアGPから予選モード廃止

2020年09月04日(金)0:14 am

2020年F1第8戦イタリアGP(9月6日決勝、モンツァ)を前に、ホンダF1の田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)が次のように述べた。

■田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)

「高速サーキット3連戦、スパ・フランコルシャンでまず1つ目のレースを終え、次はスパと同様に伝統ある、イタリアのモンツァ・サーキットに向かいます。

このサーキットの特徴は何と言ってもストレート主体の超高速レイアウトにあります。その特性に合わせてマシンは低ダウンフォース仕様となり、PUのパワーも重要になります」

■予選モードの廃止

「また、このレースから、PUの使用方法に新たな制約が加わります。予選とレースで同一のPUモードを使わなければならないこととなり、これまでのようにモードの変更による出力の変更は許されなくなります。

今回の規制内容が公表されて以降、この2週間ほどは、実際のPUの制御方法、使い方に関して検討を進め、FIAに対しても色々と細かい部分について制約内容の確認を行ってきました。

また、今回の変更に伴い、この先のレースに対してPUをどのように使っていくか、またアロケーションをどのようにするかなど、先々の検討も行いPUの使用計画の見通しを立てることなども進めました。

今回の制約導入が各PUマニュファクチャラーの競争力へどのような影響を与えるかは実際に走ってみるまで分かりませんが、我々としてはPUの最適化を進めるという部分ではこれまでと変わりません。フリープラクティスを通して予選・レースに向けて調整を続けていきます」

■50戦目となるアルファタウリに感謝

「また、この2連戦は我々のパートナーチームであるスクーデリア・アルファタウリのホーム、イタリアで開催されます。特に今週末のイタリアGPは、Hondaにとってトロロッソ時代も含め彼らと一緒に戦う50戦目の節目のレースになります。

アルファタウリとは、2018年のパートナーシップ締結以降、ゼロからプロジェクトを開始し、ここまで2度表彰台を獲得するなど、着実な前進を見せてきました。今のHondaがあるのは彼らのおかげと言っても過言ではありません。イタリアらしい熱い情熱と温かさで我々を迎え入れ、ここまでともに歩んできてくれたアルファタウリに対し、ここで改めて感謝の意を伝えたいと思います。

今回はさまざまな意味で我々にとって大切なレースになります。2つのチームとともにいい結果を残せるよう、全力で週末に臨みます」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック