2020年F1第7戦ベルギーGP(2020年8月28日から30日決勝、スパ・フランコルシャン)を前に、ホンダF1の田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)が次のように述べた。
■田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)
「2度目の3連戦の後、レースのない1週間を経て、ここからベルギーのスパ・フランコルシャン、イタリアのモンツァ、ムジェロと高速サーキットでの3連戦に向かいます」
■スパはドライバーの腕とPUのパワーが試される
「歴史あるスパ・フランコルシャンは緑豊かな山間に作られており、丘を駆け上がる高速コーナーのオー・ルージュがあることで有名なサーキットです。
それ以外にも、全長約7kmの起伏に富んだコース上にバラエティ豊かなコーナーが配されており、高速サーキットながらもドライバーの腕が試されることで知られています。
ここではPUのパワーが試されると同時に、回生エネルギーの使用と回収のバランスを考慮したエネルギーマネジメントが重要になりますので、セッションを重ねながらPUセッティングの最適化を進めていきます」
■琢磨選手おめでとうございます!
「そして、先日の日曜には、アメリカから佐藤琢磨選手のINDY500優勝というビッグニュースが飛び込んできました。
琢磨選手、2回目のINDY500制覇という快挙の達成、おめでとうございます!2度目のミルクの味はいかがでしたか?Honda Performance Development (HPD)の皆さんにも、おめでとうの言葉を送りたいと思います」
■ポテンシャルの高さを感じている
「INDYと同様に、我々のF1でのライバルも強力ですが、両チームともにここまでの戦いの中でパッケージとしてのポテンシャルの高さを感じています。
琢磨選手やアメリカにいる仲間たちの活躍にも応えるべく、今週末もいいレースを見せ、ポジティブな結果を得られればと思っています」