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F1タイトルを狙うフェルスタッペン、最大の敵はハミルトンと新型コロナウイルス？

レッドブル首脳のひとりであるヘルムート・マルコが現在抱えている心配事のひとつが新型コロナウイルス問題のようだ。

F1ドライバーではこれまでにレーシングポイントのセルジオ・ペレスが新型コロナウイルスに感染し、イギリスのシルバーストンで開催された2レースを欠場している。

2020年のF1ドライバーズタイトル獲得の可能性がまだ残されているマックス・フェルスタッペンだが、もしも新型コロナウイルスに感染してペレスと同じように数戦を欠場することになれば、その時点でタイトル獲得の望みが完全に消えてしまうのは間違いないだろう。

「コロナがF1選手権すべてを破壊してしまう可能性もある」

そう語ったマルコは次のように付け加えた。

「ペレスは実際のところ何も失ってはいない。だが、もしも（マックス）フェルスタッペンがウイルスに感染してしまえば、そこで彼のF1選手権は終わってしまうだろう」

とは言うものの、レッドブルとしては新型コロナウイルス感染から守るためにチームが定めた感染予防対策以上のことをフェルスタッペンに強いるつもりもないという。

「彼自身の責任感に訴えているところだ」

マルコはそう語り、次のように付け加えた。

「この状況は彼も認識している。すでに彼の身近な人たちの中にも感染者が出たんだ。だから、彼もそれらの人たちがどれほど簡単に感染したのかも分かっているよ」