NEXT...F1開催スケジュール

【レーシングポイント】今後は自分たちの勢いが衰えてくるだろうとチーム代表

2020年08月21日(金)17:23 pm

レーシングポイントのチーム代表を務めるオットマー・サフナウアーが、2020年F1シーズンが進むにつれて自分たちの優位性は小さくなっていくだろうと語った。

2019年型メルセデスF1マシンにそっくりであるだけでなくパフォーマンス的にも中団グループ争いから一歩抜け出している今年のレーシングポイントは“ピンク・メルセデス”とも呼ばれ、ライバルチームたちから警戒されている。

実際のところ、F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)からメルセデスのマシンを非合法的にコピーしたとの判定を受けたレーシングポイントはそれに対して控訴手続きをとっており、この問題が最終的に決着を見るまでにはもう少し時間がかかりそうだ。

しかし、FIAによって黒と判定されたことで、現在は暫定的ではあるもののレーシングポイントはそのペナルティーとして獲得したコンストラクターズポイントから15ポイントが減算されている。

それにもかかわらず、レーシングポイントは現在同ランキングにおいてメルセデス、レッドブル・ホンダに次ぐ3番手に位置するという強さを示している。

現在そのレーシングポイントと1ポイント差のランキング4番手につけているのはマクラーレンだ。

「彼らには3番目に速いクルマがあり、我々は4番目だ」

母国ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』にそう語ったマクラーレンのチーム代表アンドレアス・ザイドルは次のように続けた。

「我々は正直であらねばならない」

「レーシングポイントがそのポテンシャルを利用すれば、彼らの方が速いパッケージだよ」

「だが、我々だって少なくとも2台目のレッドブル、フェラーリ、ルノー、それにアルファタウリよりも上に位置しているよ」

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、マクラーレンは2020年シーズンを通じて現在のマシンを改善するための開発を継続していくことになると報じている。

その一方で、レーシングポイントは今シーズン中に計画している改良パーツの投入はあと1回だけだという。

「我々の唯一のアップグレードは恐らくモンツァ(第8戦イタリアGP/9月6日決勝)までには準備できるだろう」

「もしライバルたちが開発を続けていけば彼らがどんどん差を縮めてくるだろうし、いくつかのサーキットでは我々よりも速くなるだろう。我々はそれに耐えていくしかない」

レーシングポイントを率いるサフナウアーはそう語ると次のように付け加えた。

「我々はすでに注意深く2021年に目を向けているよ」

レーシングポイントはその2021年にはアストンマーティンとチーム名を変えることになっている。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック