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フェルナンド・アロンソ「インディ500で勝利するには幸運も必要」

2020年08月20日(木)19:31 pm

フェルナンド・アロンソが2020年に念願の“3冠”を達成するためには“幸運”も必要だと認めた。

世界3大自動車レースと呼ばれるF1モナコGP、ル・マン24時間レース、インディアナポリス500マイルレースの全てで勝利する3冠達成を目標に掲げているアロンソだが、すでにモナコGPとル・マンでは勝利を果たしており、残すのはアメリカの伝統レースであるインディアナポリス500マイルレース(以下インディ500)だけとなっている。

これまでに2017年と2019年に2回インディ500に挑戦しているアロンソだが、2017年はいい位置を走行しながらも最終的にはマシントラブルでリタイア、2019年は予選不通過という結果に終わっており、今年が3度目の挑戦となる。

アロンソは2018年シーズンを最後にF1から離れていたものの、2021年にはルノーからF1復帰を果たすことになっている。契約期間は2年だとされており、アロンソも少なくとも2021年から2年間はインディ500に挑戦するのは不可能だと認めている。

もちろん、アロンソが2023年以降またインディ500に挑戦する可能性は残されているとしても、現実的に見れば今年が3冠達成の最後のチャンスになるだろうと考えている者も多い。

そのアロンソは先週末に行われたインディ500予選にマクラーレンのインディカーチームから出走し26番手のスピードをマーク。33台のマシンで争われる決勝は9列目からのスタートとなる。

アロンソは今週、母国スペインのメディアに次のように語った。

「僕は勝利を目指すために、勝利するためにやってきた。それはすごく大きな挑戦だ」

「僕はルノーと一緒にバルセロナ(F1第6戦スペインGP)に行くこともできた。だけど、僕はここに来た。ダカールに行ったときと同じようにね」

「ここで競争力を発揮するのがどれほど難しいことなのかは分かっているし、予選でもそれが示された。でも、それによって僕のレースに対する見方が変わることはないよ」

2017年の初挑戦の際はインディカーの有力チームであるアンドレッティ・オートスポーツのマシンで予選5番手という成績を残していたアロンソは、今年の予選がふるわなかったのは現地時間13日(木)に行われた2回目のプラクティスセッションでクラッシュを喫してしまったことが影響していたのだと示唆し次のように続けた。

「僕の予選ポジションに関しては、あの事故のあとだけにおそらく当然の結果だったんじゃないかな。僕たちはクルマのパーツの組み直しを余儀なくされたし、もっと注意深くやる必要があったからね」

「このレースではやることがたくさんある。それは分かっているよ。だけど、挑戦するつもりさ。幸運が僕たちに微笑むことだってあり得るからね」

ちなみに、2017年のインディ500王者であり、現在唯一の日本人ドライバーとしてインディカーに参戦している佐藤琢磨は予選で3番手スピードをマーク。3台が横に並んでローリングスタートするインディ500決勝をフロントロウという絶好のポジションからスタートすることになる。

注目の第104回インディアナポリス500マイルレースは現地時間23日(日本時間24日)に行われる。

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