マクラーレンとインディ500挑戦のアロンソ、ルノーから来季F1復帰で「2年間はインディ500挑戦は不可能」
フェルナンド・アロンソが、少なくとも2021年から2年間はインディ500に挑戦するのは「不可能」だと語った。
近年、世界3大自動車レース全てを制覇する“3冠”達成に挑戦することを目標に掲げているアロンソだが、そのうちすでにF1モナコGP、ル・マン24時間レースでは優勝を遂げており、残されているのはアメリカのインディアナポリスで開催されるインディアナポリス500マイルレース（通称インディ500）だけとなっている。
そして、アロンソは新型コロナウイルスの影響で開催が延期されていた今年のインディ500（23日決勝）にも挑戦することになっており、今週末に行われる予選には昨年同様マクラーレンのインディカーチームから出走することになる。
アロンソのインディ500は今回で3度目となるが、昨年は予選不通過という結果に終わっただけに、今年はなんとしても決勝へ駒を進めたいところだ。
そのアロンソだが、仮に今年のインディ500で優勝することができなかったとしても、少なくとも2021年と2022年の再挑戦は見合わせることになりそうだ。
というのも、すでに明らかになっている通り、アロンソは2021年にルノーでF1復帰を果たすことが決まっているためだ。
今年のインディ500挑戦は念願の“3冠”達成のための「最後のチャンス」だと考えているかと尋ねられたアロンソは「いい質問だね」と答えると次のように続けた。
「今後2年は再び挑戦するのは不可能だと思いながら今年のレース（インディ500）に向かうことになると思う」
「もしそうしようと思えばF1に出られないだろうし、来年はマクラーレンと一緒にやることはないだろうからね」
「だから、今後数年はここには来ないだろう。だけど、将来どういう可能性が開けるのか様子を見ることになる」
インディアナポリスでそう語ったアロンソは次のように付け加えた。
「だけど、まだそのことを考えたいとは思っていないんだ。これからの数日のことに集中しているからね」
今年のインディ500予選は15日（土）と16日（日）の2日間にわたって行われる予定となっている。
