2020年F1第5戦70周年記念GP(シルバーストーン・サーキット、2020年8月7日〜9日)決勝レースを終え、バルテリ・ボッタス(メルセデス)が次のように振り返った。
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■ボッタス「寝ていたんじゃないかな」
ポールポジションからスタートしたボッタスだったが、決勝レースを終えてみると3位に転落してしまったことに苛立ちを隠せない様子だ。
「すごくイライラするよ。ポールからスタートして3位でフィニッシュするなんて理想的じゃないからね。」
「マックスが前に出た時、チームは寝ていたんじゃないかな。僕の戦略は理想からかけ離れていたし、今日の事から多くを学べると思う。」
「2番目のスティントはかなり短かった。ピットインしたところ、マックスが同時に入ってくるのが見えたから、トリッキーになることはわかっていたよ。」
落胆するボッタスは、タイトル争いをしているハミルトンがラスト2周でパスした時、すでに10周を走行したタイヤだった。
「最後のスティントの終わりに向けて、チャンスを創り出すためにアクセル全開でプッシュしようとした。少し引っかかったせいかもしれないけど、タイヤは完全に終わっていたよ。」
「僕にとっては、まちがいなく第2スティントでコース上に長く留まるべきだった。マックスについていくつもりだったけど、最後のスティントでプッシュしたらすぐにタイヤがボロボロになった。長く走りすぎたから、ルイスにポジションを奪われたんだ。」
ハミルトンはファステストラップの1ポイントも加算して19ポイントを稼いだが、ボッタスは15ポイントのみだった。
「今日はブリスターに本当に苦労した。ブリスターができるとすぐにグリップとパフォーマンスが失われて、すごくタフになるんだ。他のチーム、特にレッドブルには同じ問題がなかったようだね。徹底的に調べないと。」
「残念な一日だけど、次ぎに進んで、強くなって戻ってくるよ。」
ボッタスはポイントランキングでもフェルスタッペンに抜かれ3位に転落した。
ボッタスはまちがいなく、メルセデスのレース後の分析会議で声が一段高くなるだろう・・・。
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