2020年F1第5戦70周年記念GP(シルバーストーン・サーキット、2020年8月7日〜9日)決勝レースを終え、ホンダF1が次のように振り返った。
●【決勝レース結果】F1第5戦70周年記念GP決勝レースのタイム差、周回数
■ホンダF1:レースレポート
F1 70周年記念GPが行われ、巧みなタイヤ戦略とともにレースを戦ったアストンマーティン・レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが今シーズン初となる勝利を収めました。
■Hondaとレッドブルにとって4回目の勝利
前日の予選でハードタイヤでのQ3進出を決めたフェルスタッペンは、トップ10からスタートするマシン中で唯一、ハードタイヤを履いた状態で決勝をスタート。
4番グリッドからスタートするとすぐに3番手にポジションを上げ、前を行くメルセデスの2台にプレッシャーをかけます。ミディアムタイヤで走るメルセデスの2台が先にピットインし、ハードタイヤで長く走ることができるフェルスタッペンはリードを奪います。
26周を走りミディアムタイヤに履き替えたフェルスタッペンは、ボッタス(メルセデス)のすぐ後ろでトラックに戻ると、ルフィードコーナーでオーバーテイクします。6周を走るとボッタスと同じタイミングで再度ピットインし、ハードタイヤに履き替えます。
ハミルトン(メルセデス)が2番目のスティントをハードタイヤでロングランする中、フェルスタッペンはペースを上げて走行します。ハミルトンが最後のピットストップをする間に再びトップに立つと、最終的には11秒以上のリードをつけて今季優勝。フェルスタッペンにとっては9回目、Hondaとレッドブルのパートナーシップにとって4回目の勝利となりました。
■アルボンは最後の2周でレーシングポイントを抜いて5位
アレクサンダー・アルボンも素晴らしい走りで、9番手スタートからポジションを上げ、5位でフィニッシュしました。ミディアムタイヤでスタートすると6周目でハードタイヤに履き替え、ルフィードコーナーでノリス(マクラーレン)をオーバーテイク。30周目で再びハードタイヤに履き替えると、最後の2周でストロール(レーシングポイント)をオーバーテイクし5位でフィニッシュしました。
■アルファタウリ・ホンダの2台は0.9秒差
スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの2台は、わずか0.9秒差でフィニッシュしました。
ハードタイヤで16番グリッドからスタートしたダニール・クビアトは19周目で初めてピットイン。35周目でミディアムタイヤに履き替えると10位に入り、ポイントを獲得しました。
7番グリッドからスタートしたピエール・ガスリーは7周目でピットインしハードタイヤに履き替えますが、そこでポジションを落とします。23周目で再度ハードタイヤに履き替えてクビアトを追いますが、11位でフィニッシュとなりました。
最終的にはHonda PUを搭載する4台の内、3台がポイントを獲得という、良い結果でレースを終えることができました。
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