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【FP1レポート】レッドブル・ホンダがトップタイム!ペレス陽性でヒュルケンベルグ復帰/F1イギリスGP

2020年07月31日(金)22:02 pm

F1イギリスGP(シルバーストーン・サーキット)が2020年7月31日(金)から8月2日(日)で開催され、フリー走行1回目が行われた。

●【FP1結果】F1第4戦イギリスGPのタイム差、周回数 ヒュルケンベルグ復帰!

気温29℃、路面温度37℃、湿度は34%と夏の陽気の中、開幕した。

■ペレスが陽性で欠場、ヒュルケンベルグ復帰

昨日木曜日、とうとうF1ドライバーが新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出た。セルジオ・ペレス(レーシングポイント)だ。ペレスは「母親が大きな事故で入院」していたため、メキシコへプライベートジェットで2日間帰国。FIAのプロトコルを守っていたものの、感染してしまった。健康で元気だということだが、10日間の自己隔離に入っているため、イギリスでの2連戦は欠場となった。

レーシングポイントは、ニコ・ヒュルケンベルグを代役として呼んだ。ヒュルケンベルグは今季のシートを失っていたものの昨年まで現役で、レーシングポイントの前身であるフォース・インディアでのレース経験もあるため、気心の知れたチームメイトが多くいることはメリットだろう。

ヒュルケンベルグは今朝、サーキットの外で新型コロナウイルスの検査結果を待って、陰性がわかるとすぐにピンクのレーシングスーツに着替えてガレージへ走った。ペレスとは体格がかなり違うため、シートやペダルの調整に時間がかかったと思われるが、無事にフリー走行1回目で22周を走行して9番手で終えている。いきなり走って同僚ランス・ストロール(レーシングポイント)から0.6秒以内のタイムはまずまずだ。

■アルファロメオ勢、スピンで赤旗

開始23分、キミ・ライコネン(アルファロメオ)がルフィード・コーナーでスピンして、イエローフラッグが出された。リプレイ映像では、グリップとタイヤ温度が不足してリヤを失っているようだ。

その後、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)がベケッツでスピン。ランオフエリアでタイヤをロックさせてしまい、タイヤを完全に壊してしまった。リプレイ映像では、コーナー出口で滑ってしまったようだ。ジョビナッツィは振動があるままピットへ自走して戻ったが、多くのデブリをコース上に落としてしまった。この清掃のためレッドフラッグが出た。

開始39分、セッションがリスタートすると地元の英雄ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイムを更新。「タイヤがひどい」と訴えていた。今回ピレリが用意したタイヤは、ソフトがC3、ミディアムがC2、ハードがC1というコンパウンドだ。

フェルスタッペンはトップタイムを0.5秒近く更新しソフトタイヤで1分27秒422でトップに立った。チームメイトのアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)は0.7秒離れている。

セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)はわずか2周をしただけでガレージで作業を続けることになった。

トップタイムはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、2番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)、3番手はランス・ストロール(レーシングポイント)だった。4番手はレッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボン。

アルファタウリ・ホンダのダニール・クビアトは10番手、ピエール・ガスリーは11番手だった。

フリー走行2回目は、この後日本時間23時から始まる。

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