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イモラでのF1第13戦が2日間開催となる理由は?

2020年07月29日(水)19:38 pm

F1は先週、2020年の第11戦をドイツのニュルブルクリンク、第12戦をポルトガルのポルティマオ、第13戦をイタリアのイモラで開催すると発表した。

このうち、イモラでのレース週末は通常よりも1日少ない2日間で設定される予定だとされている。まだ正式な週末スケジュールは発表されていないが、これまでに伝えられるところによれば、土曜日に1回のフリー走行と予選が行われ、日曜日に決勝が行われることになると考えられている。

イモラでのレースが2日間で行われることになった理由は、どうやら輸送面の問題があるためのようだ。

F1の発表によれば、ポルティマオでの第12戦は10月25日が決勝日となり、イモラでの第12戦はその翌週11月1日に決勝が行われることになる。

アルファロメオのチームマネジャーを務めるベアト・ツェンダーは、ポルトガル南部に位置するポルティマオからイタリアのイモラまでほんの数日で移動するには無理があるのだとスイスの『Blick(ブリック)』に次のように語った。

「輸送面の取り組みは正気の沙汰ではないよ」

「ポルティマオからイモラまでは2500kmもあるんだ。チームのトラックは給油のために停車する以外はずっと走り詰めになる」

ツェンダーによれば、通常はF1機材の輸送を行うトラックには1台あたり2名のドライバーが乗ることになっているが、今回はそれだけでは不十分であり、追加のドライバーを手配することになるという。

ツェンダーは、F1パドックでは厳しい新型コロナウイルス対策が義務づけられており、スタッフたちもサーキットやホテルにほぼ缶詰状態にされるという状況の中でレースを行うのは決して楽しいとは言えないと認めながらも、次のように続けた。

「不満を口にするのはすごく簡単なことだ。だが、F1にとっては手本を示すことがとりわけ重要だったんだ」

「ここまでのところ、ひとりのコロナ感染者も出ていないし、すべて順調に進んでいる」

「すごくうまくやれていることを我々は誇ることができるよ」

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