F1はこのほどこれまでに発表されていた10レースに加えて新たに3つのF1グランプリの開催予定を発表したが、それらのレースでは観客が現地で観戦することが可能となるかもしれない。
F1が24日(金)に追加発表した3レースは、ドイツのニュルブルクリンク(10月11日決勝)、ポルトガルのポルティマオ(10月25日決勝)、そしてイタリアのイモラ(11月1日決勝)が開催地となるものだ。
ポルトガルでF1が開催されるのは1996年以来となるが、今回の舞台となるポルティマオ(アルガルベ)サーキットでは初のF1開催となる。
ポルトガルの観光局書記官は地元テレビ局『TVI』に次のように語った。
「観客を入れることになるだろう」
「健康状態の進展度合いによって程度の差こそあれ観客を入れようといくつものシナリオに取り組んでいるところだ」
さらに、ニュルブルクリンクも観客を動員できることを期待している。
サーキットCEOのミルコ・マルクフォルトはドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』に次のように語っている。
「観客を入れてレースを行うと約束することはできない。だが、それを否定もしないよ」
「その話をするにはまだ早すぎる」
一方、ドイツ出身F1ドライバーのセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は、10月にニュルブルクリンクでF1が開催されることが決まったが、天候条件がレースに影響を及ぼすことになりそうだと考えている。
というのも、ニュルブルクリンクが位置するドイツ西部のアイフェル地方では10月初旬の平均気温が8℃以下となるためだ。
「間違いなく、それによってチームや僕たちドライバーにとっては難しくなるだろうね」
そう語ったベッテルは次のように付け加えた。
「10月のアイフェルの天候がどうなるのかがとても楽しみだよ」