F1は7月24日(金)、さらに3戦の追加開催を発表した。これで13戦が決定した。新型コロナウイルスの影響で2020年のグランプリを組み直している最中で、これまで2020年9月末までの10戦を発表していた。
今回発表したのは、ドイツのニュルブルクリンク、F1初開催となるポルトガルのポルティマオ、そしてイタリアで3戦目となるイモラでの開催だ。
■第11戦はニュルブルクリンク:2013年以来
本来F1日本GPの開催時期でもある10月9〜11日には、ドイツのニュルブルクリンクで「F1アラムコ・アイフェルGP」が開催。アイフェルとはニュルブルクリンクが位置する地方名だ。ニュルブルクリンクでのF1開催は2013年以来となる。
■第12戦はポルトガル:F1初開催
10月23〜25日には、F1初開催となるポルティマオのアルガルベ・インターナショナルサーキットで「F1ハイネケン・ポルトガルGP」が開催される。ポルトガルでのF1開催は1996年以来となる。
■第13戦はイモラ:2006年以来。2デイ開催
10月31日〜11月1日には、2006年以来の開催となるイタリアのイモラにあるサーキット、アウトドローモ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリで「F1エミレーツ・グランプレミオ・デル・エミリア・ロマーニャ(エミリア・ロマーニャGP)」が開催。
イモラは2日間のイベントになり、フリー走行は1回のみ、そして予選と決勝レースが行われるようだ。
■全部で15〜18レース目指す
新型コロナウイルスの影響で各国と調整しながら組み直している2020年シーズンは、新たに3戦を追加し、これで13戦が決定した。F1としては年間15〜18レース開催を目標としており、12月中旬に中東でシーズンが終了する予定だ。
F1は、今後数週間で全日程を決定する予定としているが、新型コロナウイルスのパンデミック、地域の制限、コミュニティと人員の安全確保のため、ブラジル、アメリカ、メキシコ、カナダでは今シーズンのレース開催は不可能であることを発表した。「南北アメリカでレースができないのは残念」とし、「2021年シーズンにカレンダーに戻ってくることを楽しみにしている」とした。
■F1 CEO チェイス・キャリー
「我々は2020年シーズンの最終計画を着実に前進させ続けており、改訂版カレンダーにニュルブルクリンク、ポルティマオ、イモラを迎えられることを嬉しく思う。
プロモーター、チーム、そしてFIAが、今シーズン前例のない時期に、ファンにエキサイティングなレースを提供するため全面的にサポートしてくれたことに感謝している。
また、南北アメリカのすばらしいパートナーに敬意を表し、来シーズンは世界中の何百万人ものファンを再びスリルを提供できるよう、彼らと共に戻ってくることを楽しみにしている」