イモラ・サーキットが2020年の修正版F1カレンダーに載る可能性が高まってきているようだ。
もしイモラでのF1開催が実現すればモンツァ・サーキット(第8戦/9月6日決勝)、ムジェロ・サーキット(第9戦/9月13日決勝)とともに今年イタリア国内で3つのF1グランプリが開催されることになる。
1980年にイタリアGPを開催し、1981年から2006年まではサンマリノGPの開催地となっていたイモラだが、すでにF1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が定めた現在のF1レース開催が可能となるグレード1に合致するための改修が行われている。
『アウトドローモ・インテルナツィオナーレ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ(Autodromo Internazionale Enzo e Dino Ferrari)』が正式名称となるイモラ・サーキットだが、責任者のウベルト・セルバティコ・エステンセは7月初旬に次のように語っていた。
「ムジェロが正式に決まったというニュースをうれしく思っている」
「このサーキット(イモラ)でシーズン終盤にグランプリを開催するチャンスがさらに大きくなったと私は考えているよ」
そして、このほどイタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』が報じたところによれば、FIAのF1レースディレクターであるマイケル・マシが22日(水)にイモラ・サーキットの視察を行う予定だという。
このFIAによる視察の結果、今季中のF1開催に支障がないことが明らかとなればイモラで14年ぶりにF1が開催される可能性が一段と大きくなりそうだ。