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「ベッテルとの契約に興味を持たないわけがない」とレーシングポイントのボス

2020年07月20日(月)18:21 pm

レーシングポイントのチーム代表がセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)と契約を結ぶ可能性を示唆した。

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最近、今季限りでフェラーリを離脱することが決まっているベッテルがレーシングポイントに移籍するのではないかとのうわさが強くささやかれている。

2021年にはアストンマーティンと名前を変えることが決まっているレーシングポイントだが、今季は2019年型メルセデスF1マシンに非常によく似たマシンを投入しており、先週末のF1ハンガリーGPでは予選でメルセデスに次ぐ2列目グリッドを確保するなどまさに「ピンクのメルセデス」と呼ばれるにふさわしいパフォーマンスを見せている。

これまでのところレーシングポイントもベッテルも現在のうわさに関してはあまり多くを語ろうとはしていなかった。

しかし、ハンガリーGPが開催されたハンガロリンクにおいて、レーシングポイントのチーム代表を務めるオットマー・サフナウアーがチームとしてベッテルとの契約に興味を抱いていることを認めた。

「4回F1チャンピオンになったドライバーが我々に興味を持っていると耳にするのはうれしいものだよ」

ドイツのテレビ局『RTL』にそう語ったサフナウアーは次のように付け加えた。

「4回F1チャンピオンになった者に興味を持たないわけにはいかないだろう?」

しかし、レーシングポイントがベッテルを獲得するためにはいくつかクリアしなくてはならない問題があるのは確かだ。中でも最大の問題はベッテルに2021年のシートを明け渡すことになるのはセルジオ・ペレスなのか、あるいはチームオーナーであるローレンス・ストロールの息子ランス・ストロールなのかということだろう。

最近の報道によれば、レーシングポイントはペレスと結んでいる現在の契約に設けられている解除条項を行使し、ペレスに多額の違約金を支払うことになる可能性が高いとも言われている。

その一方で、ベッテルに関しては古巣レッドブルに復帰する可能性もまだ残されていると考えられている。

ベッテルはハンガリーGP決勝が行われた19日(日)に母国ドイツのテレビ局『Sky Deutschland(スカイ・ドイツ)』に次のように語った。

「今はワクワクしているよ。常に新たなチャンスがあるからね」

「最終的にどうなるかはまだ本当に分からないんだけれど、もし僕が(F1に)留まるとしたら勝ちたいと思う。そして、そのためには、現時点ではどのクルマに乗る必要があるのかは誰もが知っているよ」

本来はメルセデスが第一候補だと示唆したベッテルは次のように付け加えた。

「それは選択肢には入ってこないだろうから、同等のものを見つける必要がある」

一方、ベッテルはフェラーリが2021年に向けて自分と契約をしないと決めたことは残念だと次のように続けている。

「違う形になることを望んでいたと思うけれど、僕はプロフェッショナルだし、その(フェラーリの)判断を受け入れなくてはならない」

「もちろん、僕は彼らとともにF1チャンピオンになりたかった。だけど、そうすることはできなかった。それでも、僕たちにはいいときもあったよ」

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