F1第3戦ハンガリーGPが2020年7月17日(金)、ハンガリーの首都ブダペスト郊外にあるハンガロリンク(1周4.381Km)でフリー走行2回目が行われた。
●【FP2結果】2020年F1第3戦ハンガリーGPフリー走行2回目のタイム差、周回数
天候は雨、気温16℃、路面温度20℃、湿度89%のフルウェットコンディションだ。
セッションは始まったものの誰もコースインしようとせず天候の回復を待った。
5分後、最初にコースインしたのはピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)だった。ガスリーはマシンチェックのためFP1で一度もガレージから出ることができなかったため、レインタイヤ(ブルー)を履いて、1周のインスタレーションチェックを終えてガレージに戻った。今日7月17日はガスリーの同郷で友人だったジュール・ビアンキの命日でもある。
その後、全車ガレージの中に留まり、多くのドライバーはマシンから降りていた。ケビン・マグヌッセン(ハース)はコクピットの中にいるものの、タイヤは外れている。
開始20分過ぎ、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)がコースイン。ペレス、冷えたタイヤを温めながら走行し、1分42秒470を記録。この時点でこれが唯一のタイムだ。
その後ランス・ストロール(レーシングポイント)、キミ・ライコネン(アルファロメオ)もタイムを出すが、ペレスには及ばず。
しかし開始30分、ストロールが1分42秒380を記録し、ペレスのタイムを0.090秒上回った。レーシングポイントはこのままピンク・メルセデスと言われる昨季型メルセデスのマシンのコピー疑惑が問題なければランキング上位は間違いなさそうな速さだ。
開始40分過ぎ、エステバン・オコン(ルノー)がコースイン。インターミディエイト(グリーン)を履いたが、オコンの走行を観ているとインターミディエイト(グリーン)では厳しそうだ。
その後、コースインしている6台すべてウェットタイヤ(ブルー)という中、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が1:40.464でトップタイム。
バルテリ・ボッタス(メルセデス)もコースインし、2周目で2番手タイムを記録。メルセデスはタイヤがまだ冷えているにも関わらず、回頭性がとても良く見える。乗りやすそうだ。
残り15分、レッドブル・ホンダのフェルスタッペンがピットアウト。インターミディエイト(グリーン)を履いていたが、すぐにピットイン。フェラーリもインターミディエイトだったが、コースアウト。やはりまだウェットコンディションのようだ。ノータイムのルイス・ハミルトン(メルセデス)はすでにマシンを降りている。
その後、フリー走行1回目は1周目の走行でPUのデータに異常が確認され走れなかったガスリーが6番手タイム。フェルスタッペンはセッション終了直前にウェットタイヤで7番手を記録した。
トップタイムはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、2番手バルテリ・ボッタス(メルセデス)、3番手カルロス・サインツ(マクラーレン)だった。
ノータイムだったのは、エステバン・オコン(ルノー)、ダニエル・リカルド(ルノー)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)、ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)、アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)の7台だった。
フリー走行3回目は明日土曜日、日本時間18日19時から始まる。
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