F1第2戦シュタイアーマルクGP決勝レースを終え、ホンダF1の田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)が次のように振り返った。
●【決勝レース結果】2020年F1第2戦シュタイアーマルクGP決勝レースのタイム結果
■田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)
「先週に続きレッドブル・リンクで開催された本日の第2戦に向けては、特に開幕戦でのアストンマーティン・レッドブル・レーシングの2台のマシンのリタイア原因の解析および対策を、短い時間の中でチームと共に進めてきました。また、先週のレースデータを解析して、少しでも戦闘力を上げるべくセッティングの最適化も進めてきました。
その中で迎えた本日のレースでは大きな問題は発生せず、Honda PUを搭載した4台のマシンが完走を果たしました。特に、アストンマーティン・レッドブル・レーシングのフェルスタッペンが今シーズン初となる3位表彰台を獲得したという結果はよかったと考えています。
また、7番グリッドからスタートしたアルボンも粘りの走りで4位、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのクビアトが10位入賞と、それぞれポイントを獲得できたことも前向きにとらえています。
ガスリーについては7番グリッドといういいポジションでスタートし、レース序盤のペースもよかったものの、その後はマシンダメージによる影響でポジションを落とし、15位フィニッシュという残念なレースになりました。次のレースに期待したいと思います。
来週末にはサーキットを変えてハンガリーでのレースが待っています。暑くなる予報も出ているようなので、クーリング設定なども含めて十分に対応を考えて臨みたいと思います」