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【レッドブル・ホンダ】フェルスタッペン「目標は王座。できることはすべてやる。ホンダと気持ちは同じだ」

2020年07月03日(金)12:25 pm

新型コロナウイルスの影響で7月にずれ込んだ2020年のF1シーズンがいよいよ始まる。開幕戦F1オーストリアGPを前にマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は次のように抱負を語った。

●【タイムスケジュール】2020年F1第1戦オーストリアGP

■マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

「こんなに長い間マシンに乗らなかったのは、カート時代を含めても初めてのことだ。幸い、自宅にはシミュレーターがあるからロックダウンの期間中はそれを使っていた。多くの人にとって非常に困難な時なので、今はレースに復帰できるだけでうれしいよ。

再びマシンに乗ってレースをできることがうれしい。自由な時間がたくさんあったから、レースに向けてのトレーニングは、これまで以上に充実したものになっている。約6週間、トレーニングを行ってきて、オーストラリアに行く前よりも調子がよくなっていると感じている。今シーズン最初の2戦がホームで行われることもすばらしいことだし、特別な瞬間になることは間違いないね。

もちろん、応援してくれるファンがいないレッドブル・リンクは寂しく感じるだろう。このサーキットにはいい思い出がたくさんあって、去年のレースの終盤に観客席を見上げたら、みんなが立ち上がって応援していて感動した。優勝後にさらに多くの笑顔を見ることができたから、今年はそれがないのが残念だ。家でテレビを見ている人たちのためにも、いいレースを見せられるように頑張りたい。

RB16をドライブするのは久しぶりだ。バルセロナでのテストではいいフィーリングだったが、マシンには常に改善の余地があるものだ。チームはレースに向けて一生懸命働いてくれているし、マシンのアップグレードもされている。けれど、それはすべてのチームにいえることだから、今のところどのチームが勝つかは分からない。オーストリアの天候も変りやすいし、それも結果に影響すると思う。僕はドライビングに集中して、マシンのパフォーマンスを最大限引き出すことに専念するよ。」

■今年の目標はチャンピオン

「今年の目標はチャンピオンだ。このサーキットでの3連勝については意識していない。僕にとって最も重要なのは、速いマシンに乗り、自分のベストを尽くすことだ。ここが得意のコースだとも思っていない。去年は非常に暑い中で行われ、僕たちのエンジンは冷却面でアドバンテージがあった。だから今年は簡単なレースにならないと思っているし、今回もメルセデスは非常に強いと思う。フェラーリの強さもわからないし、し烈な優勝争いになると思うけど頑張るよ。

短い期間にレースが連続するので、レースの合間に自宅に戻ることができない。これは、特に家族を持つチームのメンバーにとっては大変なことだと思う。でも、僕はレースをすることが大好きだから、ストレスだとは思わない。

最初のレースの結果にもよるけど、レッドブル・リンクでレースが連続することは、移動がないという点でいいことだと思う。2戦目はどのチームも1戦目の経験があるので接戦になるだろうけど、1戦目で問題を抱えていたとしても、2戦目には新しいことを試すことができる。最初のレースで、マシンの情報を得ることができるのもいいね。通常の戦い方とは違うものになるだろう。」

■できることはすべてやって戦う

「2020年はチャンピオン争いができることを願っている。一つ確かなことは、僕らができることはすべてやって戦うということだ。メルセデスは今までずっと絶対的な強さを誇るチームだった。勝つのは簡単ではないけど、僕たちもチームとして、昨年の1年間で多くのことを学び、本当に強くなれたと思っている。今シーズンはいいレースができるはずだ。差を縮める努力をするし、うまくいけば、彼らに勝てるだろう。」

■Hondaの努力にとても満足している

「Hondaは冬の間にハードワークをしてきて、バルセロナでのテストではすべてが整っていた。トップスピードも十分に出ていたし、これまでの努力にとても満足しているよ。Hondaは非常にモチベーションが高く、タイトル争いをしたいという気持ちは、僕らと同じだと感じているよ」

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