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【アルファタウリ・ホンダ】ガスリー「帰国せずにドバイで2カ月間の合宿をしていた」

2020年07月03日(金)11:57 am

新型コロナウイルスの影響で7月にずれ込んだ2020年のF1シーズンがいよいよ始まる。開幕戦F1オーストリアGPを前にピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)は次のように抱負を語った。

●【タイムスケジュール】2020年F1第1戦オーストリアGP

■ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)「ドバイで2カ月間の合宿」

「オーストラリアGPが中止になったあと、第2戦が行われるバーレーンへ移動する前にドバイに寄り、様子を見るために2~3日滞在しようと思っていたんだ。しかし、イタリアの空港が閉鎖されて戻ることができず、フランスに戻って家族を危険にさらしたくないという気持ちもあった。そこで、トレーナーと共にドバイに滞在することを決断し、2カ月間の合宿を行ったんだ。ドバイではヨーロッパ同様の規制が敷かれ、外出時にはマスクと手袋の着用が義務付けられていたよ。

結局、5月中旬にフランスに戻ったけど、その際ドバイの空港は人気がなく閑散としていて、フランスへの直行便が飛んでいなかったのでドイツのフランクフルトを経由せざるを得なかった。なにもかもが遅れ、電車にも乗り遅れてしまい、家に帰るために7時間も車を運転した。それでも普段はなかなか会えない家族と時間を過ごせたのはよかった。いつもは数日おきに飛行機に乗って移動するため、こんなに長い休みを取れない。10歳くらいの頃から、2カ月以上同じ場所で過ごしたことがなかったからね。

ドバイでは60日中58日くらいはトレーニングをしていたから、肉体的には今までで最高の状態にあるよ。時々、友人とオンラインゲームをしたり、イタリア語を磨こうとオンラインレッスンを受けたりしていた。その他には船の免許を取るための勉強や、レーシングカート、ゴルフなどをしていた。

フランスの自宅に戻ってからもカートは続けていたし、バーチャルでF1やルマンのレースにも参加した。とても楽しく充実した時間を過ごせた。もちろんチームとも連絡を取っており、毎週チーム代表のフランツ(トスト)やエンジニアと話していたよ。そしてようやく6月末のフィルミングデーにイモラ・サーキットでリアルなF1マシンをドライブすることができた。最初に2018年のマシンに乗り、次に今年のマシンをドライブした。イモラで最後にレースをしたのは2012年だけど、僕のお気に入りのサーキットだ。その地でマシンを走らせることができて最高にハッピーだった。

レースの興奮、競り合い、スピードが恋しいよ。レースが再開されるのは最高の気分だ。これからは毎週のようにレースが行われるので忙しくなるだろうね。今はそのことにワクワクしているよ。最初の数レースが無観客で行われるのは残念だけど、シーズンをできる限り早く、そして安全にスタートすることを優先したのだと思う。あと数カ月で事態が改善することを期待しているよ。安全面では万全の措置が取られるだろう。移動や人との会話においては厳格に制限されていて、健康面ではしっかりと管理されている。一筋縄ではいかないけど、必要な予防措置はすべて講じている。我々ドライバーがマシンをドライブしている場面は今までと全く変わらないだろう。しかし、その裏側ではさまざまな対応が行われているんだ」

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