マックス・フェルスタッペンの父親は、もしも息子が乗るレッドブル・ホンダF1マシンと現チャンピオンチームであるメルセデスとの差がコンマ2秒以内であれば2020年のタイトルを狙うチャンスがあると考えている。
新型コロナウイルスのパンデミックによりレースカレンダーが大幅に修正されることになった2020年のF1だが、ついに今週末オーストリアのレッドブルリンクで今年初のレースが無観客で開催されることになっている。
F1関係者やメディアの中には、2020年のドライバーズタイトル争いは現チャンピオンのルイス・ハミルトン(メルセデス)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)によって争われることになると考えている者が多いようだ。
自身も元F1ドライバーであるヨス・フェルスタッペンも今年は息子のマックスに初のF1タイトル獲得のチャンスがあると期待している。
「個人的には、我々はメルセデスのすぐ後ろにいると思っている」
母国オランダの『Ziggo Sport(ジッホ・スポルト)』にそう語ったヨス・フェルスタッペンは次のように続けた。
「(メルセデスとの差が)もしもコンマ2秒以内ならすごくエキサイティングな選手権になるだろう。もし我々がコンマ5秒後ろであれば望みはないね」
「しかし、もし期待通りの差であれば、ルイスとマックスによるタイトル争いになるだろう」
昨年まではマックスが出走するF1レースには必ずと言っていいほど姿を見せていたヨス・フェルスタッペンだが、新型コロナウイルス対策で現地入りできる人数が厳しく制限されることになっている今週末のオーストリアGP(7月5日決勝)には帯同することができないようだ。
「そのことについてはレッドブルと話をしたんだが、チームは隔離されたような状態になるし、実際のところ彼らも外部の人間がいることを望んでいないんだ。私がいてもピットボックスに入ることもできないわけだから、いずれにしてもそうする価値はないよ」
そう語った48歳のヨス・フェルスタッペンは次のように付け加えた。
「シーズン中に制限が解除され、私がまた行けるようになることを願っているよ」