ウィリアムズF1が6月26日、2020年シーズン用の新車「FW43」の新カラーリングを発表した。
ウィリアムズは2月、赤い「ROKiT」のスポンサーロゴが大きく目立つカラーリングをお披露目していたが、コロナ禍の5月にその「ROKiT」との契約解除を発表していた。
大型スポンサーを失い経営状況が心配されているウィリアムズが、7月のシーズン開幕を前に発表したのは白・青・黒の爽やかなカラーリングだった。
■ラティフィの父が救世主?
当初「ROKiT」ロゴが大きく入っていたサイドポンツーン部分には食品加工会社の「SOFINA」ロゴが入った。「SOFINA」はニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)の父マイケル・ラティフィが1995年に創業した食品加工会社で、カナダでも主要メーカーの一つだ。
1月の発表時は、「SOFINA」はリアウィングの裏側に掲示されると発表されていたが、今回発表された画像だと非常に目立つ場所にロゴが掲示されている。
またエンジンカバー部分に入っていた「ABK BEER」ロゴも外れ、その部分にはソフトウェア企業の「Acronis」が入っている。
コロナ禍で7月に無観客レースで開幕するという異常事態の中、その爽やかなカラーリングを見たウィリアムズのドライバーたちは「シャープ」「フレッシュ」「スマート」と感想を述べている。
シーズン前テストでは、昨年よりは戦闘力が向上しているように見えたウィリアムズ。古豪の復活と存続に注目が集まる。