今年モントリオールでF1カナダGPが開催できるかどうかが分かるにはもう少し時間がかかるようだ。
本当であれば6月14日にモントリオールのジル・ビルヌーブ・サーキットで決勝が行われる予定だったカナダGPだが、新型コロナウイルスのパンデミックにより開催が延期された状態となっている。
だが、最近の報道によれば、10月にレースを行う方向でF1オーナーのリバティ・メディアとの交渉が続けられているようだ。
しかし、プロモーターのスポークスマンは『GMM(グローバル・モータースポーツ・メディア)』に対し次のように語った。
「まだ発表できる状態ではない」
「今の時点では最終バージョンの(F1)カレンダーに載るかどうかも分からないし、具体的な日程に関して話をすることはできない」
カナダGPの主催責任者であるフランソワ・デュモンティエも地元のスポーツ専門チャンネルである『RDS』に対し、現在カナダGP実現に向けてF1最高責任者のチェイス・キャリーと話し合いをしているところだと次のように語った。
「F1はヨーロッパでスタートするシーズン序盤のカレンダーを発表している」
「現在、彼らはカレンダーの第二部作成に向けて、ヨーロッパ以外でのレースについていくつかのプロモーターたちと取り組んでいるところだ」
「モントリオールだけでなく、ヨーロッパ以外でレースをしたいと本気で考えられているよ。チェイスは本当の世界選手権にしたいと思っているんだ」
「だから、私は今微笑みながらそう語っているわけさ。しかし、我々の話し合いはまだ続けられている最中だ」
その話し合いに決着がつくのはいつ頃になる見通しなのかと質問されたデュモンティエは次のように答えている。
「7月初旬に発表できれば、我々としてはかなり余裕を持って準備ができる」
「希望は観客を入れることだ。だが、ソーシャルディスタンスやその他もろもろの健康対策を行う必要があることも分かっている。我々は今それに取り組んでいるところなんだ」
「チェイスは常にモントリオールはF1の中でも恵まれた場所だと言っている。とりわけ、アメリカやブラジルのことを考えればそうだと思う。Covidによって現時点で彼らは難しそうに見えるからね。メキシコに関してはまだ分からないよ」