最近のうわさでは、今季限りで離脱することが決まったダニエル・リカルドの後任候補ナンバー1はフェルナンド・アロンソだろうと言われている。
だが、マクラーレンで戦った2018年シーズンを最後に2年間F1から離れているアロンソの復帰に疑問符を付ける者もいる。
アロンソとはかつてライバル関係にあったものの個人的には友人関係にもある元レッドブルドライバーのマーク・ウェバーは、アロンソにはもはや「ピーク時の力はない」と考えておりルノーでF1復帰してもいい成績を残すことはできないだろうと示唆している。
また、アロンソがF1デビューを飾ったミナルディのチームオーナーであったジャンカルロ・ミナルディも、F1復帰するにしてもルノーではどうしようもないだろうと『RacingNews365(レーシング・ニュース365)』に次のようにコメントしている。
「彼がトップチームに加入できるチャンスはない。だから、仮に復帰するにしても二流のクルマしか手にすることはできないだろう」
しかし、15年前にアロンソと仕事をした経験を持つルノーの元エンジニアであるイサック・プラダは、アロンソが復帰すればルノーでうまくやれるはずだと考えている。
「フェルナンドがルノーのナンバー1候補であることは疑う余地もないよ」
スペインの『La Voz de Asturias(ヴォス・デ・アストリアス)』にそう語ったプラダは次のように続けた。
「心理的要素があることに加え、彼があそこでタイトルをとったという事実もある。もしその可能性があると思えるならば、彼は(加入に)合意するだろう」
「ルノーは大きな予算を持ち、非常に真剣に取り組むチームだ。それにアロンソならほかのドライバーたちよりコンマ3秒速く走ることができる」
プラダはそう語ると次のように付け加えている。
「タイトル獲得が望めるクルマを持っていなかったにもかかわらず、彼がタイトル争いをしていたことを忘れてはならないよ」