メルセデスF1チームのCEOを務めるトト・ヴォルフが、2021年のドライバーラインアップを検討する上でセバスチャン・ベッテル(現フェラーリ)が「最優先候補」ではないと認めた。
今季限りでフェラーリを離脱することが決まっているベッテルだが、うわさではメルセデスに移籍する可能性もあると言われている。
だが、今週に入ってメルセデスのテクニカルディレクターを務めるジェームス・アリソンがベッテルがメルセデスに加入することは「想像し難い」とコメント。
さらに、現在ルイス・ハミルトンのチームメートを務めているバルテリ・ボッタスも、メルセデス首脳部からベッテル獲得を検討してはいないと伝えられたことを明らかにしている。
こうした一連の報道に関して質問を受けたヴォルフは、母国オーストリアの『Osterreich(エステルライヒ)』に次のように語った。
「以前言ったことと何も変わらないよ」
「セバスチャンはF1チャンピオンに4回輝いている。彼は過去10年にわたってF1をひっぱって来た。そして、驚くことに今は獲得可能な状況になっている」
「だが、現時点において我々が目を向けているのは自分たちのドライバーだ」
そう語ったヴォルフは次のように付け加えた。
「セバスチャンは我々の最優先候補ではない。だが、決して除外するわけにはいかないよ」