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【F1】2020年シーズン始動前にエンジンルールを一部修正

2020年06月08日(月)18:54 pm

2020年初のF1レース開催まであと1か月を切ったが、統括団体であるFIA(国際自動車連盟)がエンジンルールに新たな修正を施したことが明らかとなった。

新型コロナウイルスによりレース開催ができない状況となった今年のF1だが、その間の大きな話題は2021年から導入されるバジェットキャップ(チーム予算上限値)の減額やフェラーリやマクラーレンが早々と来季のドライバーラインアップを確定させたことなどだった。

だが、それ以前にはフェラーリのエンジン問題がスキャンダルと形容されるほどの大きな話題となっていた。

2019年のフェラーリF1エンジンが違法な技術を用いているのではないかとの疑惑が浮上し、FIAがこれを調査していたものの、突然フェラーリとの間に秘密の協定を結び、この件についての調査を終了することを宣言したためだ。

ともあれ、フェラーリの2019年型F1エンジンが違法であったのか合法であったのかはうやむやとなったままだが、このほどFIAが7月の2020年シーズン開始を前にエンジンに関するルールを一部修正したことが明らかとなった。

イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』によれば、FIAが新たにエンジンメーカーに対してエネルギー回生システム及びオイル消費量に関する新ルールを適用することを通達したという。

特に、これまでオイルを燃料に混ぜて燃焼させることで出力を向上させているのではないかといったうわさがささやかれていたが、今後オイルの消費量に関しては100kmあたりこれまでの0.5リットルから0.3リットルに上限値が引き下げられるようだ。

『Autosprint(オートスプリント)』はこれに関して次のように書いている。

「それほど大きな差には見えないが、実際には大きな違いがある」

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