7月初旬にオーストリアのレッドブルリンクで2020年のF1がスタートする予定となっているが、2018年と2019年にここで2連勝を飾っているマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は新型コロナウイルスがまだ収束していない中で行われるレースに不安を感じているようだ。
レッドブル首脳のヘルムート・マルコはドイツのテレビ局『RTL』に次のように語った。
「彼は不安なんだと言わざるを得ないね。2つほどイベントが計画されていたんだが、安全対策が本当に最適とは言えなかったからね。それは理解できるよ」
「彼はF1チャンピオンを目指しているし、今年最年少F1チャンピオンになりたいと思っている。だから、彼としてはあらゆるリスクを避けたいんだ」
「ほとんどのドライバーたちはモナコに住んでいるが、あそこの安全予防措置は非常に厳密だよ。だから彼らはみんなよく守られてここ(レッドブルリンク)へ来るし、準備も整っている」
そう語ったマルコは、7月にレッドブルリンクでフェルスタッペンと会ったときにはいつも通り握手をしたいと微笑みを浮かべながら次のように付け加えた。
「まだあと4週間あるが、オーストリアの感染者数や状況が緩和されていることを考えれば、我々がいつもと同じように握手できることを期待しているよ」
マルコはさらに、レッドブルリンクにおいて2週連続で開催されるレースでは厳密なコロナウイルス対策がとられることになっておりメディア関係者もシャットアウトされることになると認めている。
「常にメディアに対応しなくてはならない者たちにとっては実際のところやりやすくなるだろうね。なぜならそれらはすべてキャンセルされるからね」
そう語ったマルコは笑いながら次のようなジョークを添えている。
「どのみちキミ・ライコネン(アルファロメオ)はあまり多くを語らないが、今回は何も言えないよ!」