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マクラーレンが大規模人員整理!ルノーはF1チーム売却へ?

2020年05月27日(水)17:46 pm

ロシアの大富豪が窮地に陥ったルノーF1チームの買収に動くのではないかと報じられている。

新型コロナウイルスの世界的大流行により世界の経済にも大きな影響が及んでいるが、それに関してはF1も例外ではない。

レースが行われないことで収入源を失った状況となっているF1チームの中には存続の危機を迎えるところもあるのではないかと言われ続けている。

こうした中、イギリスの名門F1チームとして知られるマクラーレンが、その自動車関連部門を中心に1200名もの人員整理を行うことを発表。伝えられるところによれば、F1チームスタッフもおよそ75人が削減されることになるという。

さらに、昨年カルロス・ゴーン前最高責任者のスキャンダルが発生したルノーも新型コロナウイルス問題によって追い打ちをかけられた状態となっており、政府保証により50億ユーロ(約585億円)もの借り入れを行う予定だと伝えられている。

こうしたことから、F1関係者の中にもルノーがチームを売却し、F1ワークス活動から手を引くことになる可能性が高いと考えている者が少なくない。

元F1チームオーナーのジャンカルロ・ミナルディはルノーに関して次のように語っている。

「ルノーは最近政府に必死に救済を求めている。こうしたことから、私は2022年以降もF1プロジェクトを継続することができると考えるのは難しいだろうと見ているよ」

「だが、現時点では勝利を望めるチームではないし、ふさわしい買収者を見つけるのは簡単なことではないだろう」

しかし、イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』は、考えられる買収候補者としてロシアの大富豪の名前をあげている。

その大富豪とは、現在息子のニキータがF2選手権に参戦していることでも知られるドミトリー・マゼピンだ。

マゼピンはロシアでウラルケム(Uralchem)という化学企業の会長を務めているが、共同オーナーを務める化学肥料メーカーのウラルカリ(Uralkali)を通じてレーシングポイントやウィリアムズの買収をもくろんでいたことが明らかとなっている。

『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』は「表面に出てくる名前はいつも同じだ」とし、マゼピンがルノー買収に動く可能性を指摘している。

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