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「アロンソはルノーでF1復帰しないほうがいい」とミナルディ

2020年05月20日(水)18:16 pm

元F1チームオーナーのジャンカルロ・ミナルディが、フェルナンド・アロンソはルノーでF1復帰しないほうがよいと思うと語った。

2018年シーズンを最後にF1から離れているアロンソだが、ダニエル・リカルドが今季限りでルノーと別れて2021年にはマクラーレンに加入することが明らかとなったのち、2021年にルノーで3年ぶりにF1復帰することを目指しているようだとのうわさが強くささやかれるようになっている。

アロンソにとって2001年にF1デビューを飾ったのがミナルディだったわけだが、72歳となった元オーナーのミナルディはアロンソのうわさに関して母国イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』に次のように語った。

「もうしばらくフェルナンドとは話をしていないが、彼が私の助言を求めるとは思っていないよ」

「彼は今でも非常に優秀なドライバーだ。だから、休みをとったあとでトップチーム以外からF1復帰することが正しい選択なのかどうかは分からない」

「私から見れば、アロンソは現在のドライバーの中でも3強の1人にあげられるのは間違いないだろう。だが、ルノーが彼に勝利のチャンスをどれほど提供できるのかは分からない」

ミナルディはさらに、ルノーがF1から撤退するのではないかとのうわさもずっとささやかれ続けていると語り、次のように続けた。

「彼ら(ルノー)があとどれほど(F1)にとどまるのかも分からない。彼らは大きな予算を持っているわけではないし、技術的に見てもトップにいるとは言えない。彼らが大きな進歩を果たしたとも見えないしね」

「私は、フェルナンドが復帰できるのはルノーだけだと思う。彼は間違いなくトップ10には入るだろうが、彼がそれをどれほど望んでいるのかは分からない」

実際のところ、本来ルノーにとってのチャンスは新技術ルールが導入される2021年だろうと考えられていた。だが、新型コロナウイルスのパンデミックにより2020年のF1活動が完全にストップしていることで、新ルール導入も2022年に先送りされることが確定している。

「フェルナンドにとって2022年のルノーに賭けるのはあまりにもリスクが大きいと思っている」とミナルディは続けた。

「彼は38歳だ。彼は2度F1チャンピオンになったが、わずかなポイント差で3回以上タイトルを逃している。私はそれは彼のせいだったとは思っていないよ」

「しかし、彼はすでにいくつか選択を誤ってしまっている。マクラーレンがそうだったし、そのためにフェラーリを去ったのも明らかに間違いだった」

そう語ったミナルディは次のように付け加えている。

「トップチームのドアは閉ざされている。ルノーには何の保証もない。だから、F1でトップ争いができないのであれば、何か他のことをして、優れた万能ドライバーだというイメージをキープするほうがいいと思うよ。さもなければ、それを損ねてしまうだろうからね」

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