NEXT...F1開催スケジュール

ベッテルが今後どうするつもりなのかは「彼にしか分からない」とフェラーリのボス

2020年05月15日(金)18:22 pm

フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットが、今季限りでチームを離脱することが決まったセバスチャン・ベッテルが2021年以降どうするつもりなのかは分からないと語った。

2015年にレッドブルからフェラーリへと移籍し今年で6年目を迎えているベッテルだが、新型コロナウイルスによりシーズンが開幕を迎えることができない状況のもと2020年いっぱいでフェラーリとの関係を解消することが決まっている。

「私は、今回の決断は、透明性と明確性があり、成熟度を示すものだと信じている」

『Sky Sports(スカイ・スポーツ)』にそう語ったビノットは次のように続けた。

「私は、彼にとっても我々にとってもそうすることが正しかったのだと思っている」

「セブ(ベッテルの愛称)が今後どうするつもりなのかは彼にしか分からない。だが、彼は偉大なドライバーであり、何が自分にとって最善の選択であるかを見つけ出すだろう」

ビノットはさらに、フェラーリとベッテルの間に確執が生まれていたのではないかとの憶測があることに関して次のように続けている。

「彼は我々とともに6年間走ってきたし、今も彼の心の中にはフェラーリがあるよ」

「セブと話をした後で、我々が短期的にも長期的にも異なる目標を持っていることがはっきりしていた。セバスチャンは今のサイクルを閉じようとしているんだ」

「彼との関係はいいよ。別れるということはすべてにおいてそうではないことは明らかだとしてもね。だが、関係は今でもいいし、今回の変化の背後にある理由も理解しているよ」

「私は彼が今年非常にうまくやるだろうと予想している。彼は素晴らしいプロフェッショナルだし、ものすごく気にかけているしね。我々も彼が最善を尽くすことができるよう理想的なクルマを提供しなくてはならないだろう」

そう語ったビノットは、うわさされているようにベッテルが今年限りでのF1引退を選択するようなことはないと思うと次のように付け加えている。

「彼はこのスポーツに大きな情熱を持っていると思う。彼には今後熟考を重ねることが必要になるだろうが、それでもレースをしたいと思うだろうね」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック