1978年のF1チャンピオンであるマリオ・アンドレッティが、フェラーリはアメリカのインディカー・シリーズに参戦すべきだと語った。
最近フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットが、F1が2021年に導入を予定しているバジェットキャップ(チーム予算上限値)が大きく引き下げられるようであればどこかほかでレースをすることも考えるしかないだろうと語り、F1撤退の可能性をちらつかせている。
インディ500やデイトナ500でも勝利した経験を持つ80歳のアンドレッティは、そうであればフェラーリはインディカーに挑戦するべきだとイタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に次のように語った。
「フェラーリが来たら素晴らしいだろうね」
「ルール変更が必要になるのは確かだが、私はダラーラ対フェラーリというイタリアのメーカー同士のバトルを見てみたいよ」
補足すれば、現在のインディカーではシャシーはワンメイクとなっており、イタリアのダラーラ社が製造するシャシーのみが使用されている。フェラーリが他社製造のシャシーで戦うことはありえないため、もしフェラーリがインディカーに参戦するとすれば、そのルールを変更するしかないということだ。
現在アンドレッティ・オートスポーツというチームを率いているマイケル・アンドレッティの父であるマリオは、昨年インディカーならびにインディ500の舞台となるインディアナポリス・モーター・スピードウェイの新オーナーとなったロジャー・ペンスキーの名前をあげながら次のように付け加えている。
「私はビノットにここへ来てロジャー・ペンスキーにアイデアを提案するよう勧めるよ」