マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)の父であるヨス・フェルスタッペンは、今年35年ぶりにザントフォールト・サーキットで復活する予定だったF1オランダGPが年内に開催できる見込みはないと考えている。
新型コロナウイルスの世界的大流行に伴い、本来であれば史上最多の22戦で行われる予定だったF1もすでに開幕戦から第10戦までの延期もしくは中止が決定している。
だが、F1では7月初旬のオーストリアのレッドブルリンクを皮切りに、イギリス、ハンガリー、さらにはイタリアのモンツァでそれぞれ2週連続で無観客レースを開催する計画を進めていると伝えられている。
だが、オランダGPの舞台となるザントフォールト・サーキットは無観客レースの開催にはあまり前向きではないと考えられている。
「オランダでのグランプリはF1関係者全員がすごく楽しみにしていたレースのひとつなんだ」
自身も元F1ドライバーであるヨス・フェルスタッペンはそう語ると次のように続けた。
「盛大なパーティーを行うための準備は全て整っていた。だが、今ではザントフォールトでのレースが今年実現すると想像することはできないよ」
「(新型コロナウイルスの)ワクチンがないまま、10万人もの人々が集うことを想像するのはさらに難しいね。まったく不条理な状況だよ」
そう語った48歳のヨス・フェルスタッペンは次のように付け加えた。
「来年に延期するのもひとつの選択肢だ。だが、それを決めるのはF1とサーキットだよ」