フェラーリのCEOが、新型コロナウイルスによる財政悪化は2020年だけのことであり、2021年以降はまた何も問題はなくなるはずだと自信を見せた。
新型コロナウイルスによって大打撃を受けているイタリアだが、特に感染者が大量発生している地域に位置しているマラネロに本部を構えるフェラーリもF1ファクトリーのシャットダウンを余儀なくされている。
2018年7月からフェラーリのCEOを務めているルイス・カミレリは、イタリアの『Corriere dello Sport(コリエーレ・デロ・スポルト)』に次のように語った。
「F1は我々の2020年の結果に悪影響をもたらすだろう。だが、損失は短期的なものになるはずだ」
「カレンダーは本来22レースだった。FIA(国際自動車連盟)とF1グループは現時点では最大で18レースを予定しており、そのうち多くが無観客となる。これは、我々にとって2つの主要収入源である商業圏及びスポンサー料収入が大幅に減ることを意味するものだ」
「F1の収入と利益減の影響に対応するのは容易なことではないかもしれない。だが、その損失は2020年に限定されるだろうから、それは朗報でもある」
一方、今年でフェラーリとの契約が満期を迎えるセバスチャン・ベッテルだが、最近のうわさによればフェラーリから示された2021年だけの単年契約という条件を蹴ったと考えられている。
そして、このほど『f1-insider.com』が報じたところによれば、フェラーリではベッテルに対し2022年までの2年契約という条件を新たに提示したという。だが、報酬に関してはやはり現在の半分以下に抑えられているようだ。