ハースF1のチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーが、2021年のドライバーラインアップを検討するには「時期尚早」だと語った。
現在ハースのドライバーを務めているケビン・マグヌッセンとロマン・グロージャンはいずれも2020年で現在の契約が切れることになっている。
通常であれば、どのチームも翌年のドライバーをどうするか真剣に検討を始めなくてはならない時期を迎えている。だが、今年は新型コロナウイルスの世界的大流行によりF1レースがまったく開催できない状況となっており、どのチームもそれどころではないようだ。
シュタイナーも、ハースでも来季のドライバーのことを考える余裕など今はないと『Viasat Sport(ビアサット・スポーツ)』に次のように語った。
「ドライバーがどうなるかということさえ考えていないよ」
「まずはこの(新型コロナウイルス)危機を乗り切らなくてはならない。そうすれば我々も先のことを考えることができる」
北ヨーロッパに放送網を持つテレビ局から、特にデンマーク出身のマグヌッセンに関して質問されたシュタイナーは次のように答えた。
「湖に船を出さればよかったんだがね」
「だが、みなさんもご承知の通り、彼(マグヌッセン)は我々といい関係を築いているし、ここに4年もいるんだ。私やジーン・ハース(チームオーナー)とは個人的にもうまくいっているよ」
「我々としては、まずは彼の成績に目を向ける必要があるし、そうすれば先のことも考えられる。だが、今の時点ではドライバーのことを話すには時期尚早だよ」
シュタイナーはそう語ると、次のように付け加えた。
「我々は走らせること自体に多くのトラブルを抱えている。だから誰がドライブするのかということはあまり問題ではないんだ」