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【動画・順位表】F1日本GP、1994年は豪雨。シューマッハ、ヒル、マンセル、アレジ、ハッキネン、右京らが鈴鹿で激闘

2020年04月23日(木)21:16 pm

F1公式サイトが『1994年F1日本GP』の決勝レースを無料で配信している。

F1史上最多7冠を達成したミハエル・シューマッハだが、そのF1キャリアで幾度もの王者争いをしてきた。シューマッハはジャック・ビルヌーブ、ミカ・ハッキネン、キミ・ライコネン、フェルナンド・アロンソなど蒼々たるチャンピオンたちに勝利してきた。

しかし、最初のライバルは、1994年に王者を争ったデイモン・ヒルだったことを忘れてはならない。

■1994年、F1界はセナを失った

1994年はアイルトン・セナ(ウィリアムズ・ルノー)がサンマリノGPで事故死するという悲劇が起きた年だ。

セナの死後、ウィリアムズをリーダーとして率いたのは『カーナンバー0(ゼロ)』のデーモン・ヒルだった。

■1994年F1日本GPは激しいレースに

1994年F1日本GPは、世界が誇る鈴鹿サーキットのレイアウト、激しい雨、刻々と変化する天候、ストレートでのスピン、セーフティカー、赤旗、激しい雨の中のバトル、とF1のすべてが出そろったグランプリだった。

ポールポジションからスタートしたシューマッハとヒルのトップ争い。しかし終盤、リードしていたシューマッハがピットインによりトップの座を譲り渡してしまう・・・。

ジャン・アレジ(フェラーリ)に何度も仕掛けるのはF1に復帰したナイジェル・マンセル(ウィリアムズ・ルノー)。マンセルのカーナンバーは慣れ親しんだ『レッド5』ではなく『レッド2』だ。

最後まで激しいバトルを繰り広げたアレジとマンセル。マンセルは最終ラップのシケイン手前でアレジをようやく攻略し表面上は3位に上がったものの、赤旗中断前のタイム差を合計した結果、3位表彰台はアレジのものとなった。

雨によるスピン、リタイアが続出し、スターティング・グリッドに並んだ26台のうち完走したのは13台。完走率50%という厳しいレースだった。

今見てもF1ドライバーたちの素晴らしいバトルを楽しめることだろう。

■1994年F1日本GP決勝レース結果
1 デーモン・ヒル(ウィリアムズ・ルノー)
2 ミハエル・シューマッハ(ベネトン・フォード)
3 ジャン・アレジ(フェラーリ)
4 ナイジェル・マンセル(ウィリアムズ・ルノー)
5 エディ・アーバイン(ジョーダン・ハート)
6 ハインツ-ハラルド・フレンツェン(ザウバー・メルセデス)
7 ミカ・ハッキネン(マクラーレン・プジョー)
8 クリスチャン・フィッティパルディ(フットワーク・フォード)
9 エリック・コマス(ラルース・フォード)
10 ミカ・サロ(ロータス・無限ホンダ)
11 オリビエ・パニス(リジェ・ルノー)
12 デイビッド・ブラバム(シムテック・フォード)
13 アレッサンドロ・ザナルディ(ロータス・無限ホンダ)
---以下リタイア---
マーク・ブランデル(ティレル・ヤマハ)
ルーベンス・バリチェロ(ジョーダン・ハート)
マーティン・ブランドル(マクラーレン・プジョー)
ジャンニ・モルビデリ(フットワーク・フォード)
ゲルハルト・ベルガー(フェラーリ)
フランク・ラゴルス(リジェ・ルノー)
ピエルルイジ・マルティーニ(ミナルディ・フォード)
ミケーレ・アルボレート(ミナルディ・フォード)
ジョニー・ハーバート(ベネトン・フォード)
片山右京(ティレル・ヤマハ)
タキ井上(井上隆智穂、シムテック・フォード)
野田英樹(ラルース・フォード)
J.J.レート(ザウバー・メルセデス)
 

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