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「F1オーストリアGP開催の可能性は非常に高い」とレッドブル首脳

2020年04月20日(月)19:40 pm

2020年のF1がまずオーストリアのレッドブルリンクで開幕を迎える可能性が高くなってきているようだ。

新型コロナウイルスの世界的感染拡大により、今季のF1はここまで1レースも開催することができない状態が続いている。

だが、伝えられるところによれば、5月初旬にも修正版2020年F1カレンダーが発表される予定となっており、まず2レースか3レースがレッドブルリンクで行われ、その後シルバーストン・サーキットへとバトンが渡されることになると考えられている。

シルバーストン・サーキットのマネジングディレクターを務めるスチュアート・プリングルは『Guardian(ガーディアン)』に次のように語った。

「我々は1レースもしくは2レースを無観客で開催できるかと尋ねられていたんだ」

「もちろんだと答えたよ。我々はどんなことでもすべて検討する用意がある」

現時点でのうわさによれば、2020年のF1はオーストリアのレッドブルリンクで7月初旬(5日決勝)に開幕し、その翌週にも同じレッドブルリンクでもう1レースが開催されることになりそうだという。

さらに、オーストリアのテレビ局『ORF』は、レッドブル首脳であるヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)が週末だけでなくウイークデーにレースを開催することも不可能ではないと語ったと伝えている。

マルコはさらに『f1-insider.com』にも次のように語っている。

「我々がどちらのレースも主催することができる可能性はかなり高いよ」

「我々の心構えはできている。リバティ(F1オーナーのリバティ・メディア)は現場の人数は可能な限り少なくすべきだと主張している。だからメディア関係者もおらず、いるのはテレビだけになるだろう」

「厳しい基準も設けられるだろう。最小接近距離やマスクの着用は義務づけられるだろう」

「だが、少なくともついに楽観的に考えられる状況となってきたよ」

さらに、レッドブルリンクがあるシュピールベルクを管轄下に置くシュタイヤーマルク州のヘルマン・シュッェンホファー知事は『APA通信』に次のように語り、レッドブルリンクでのF1開催を支持する意向を表明している。

「もちろん、私もレッドブルリンクで開催して欲しいと思っている」

「今はこういう時期だが、自信を失ってはならない。我々はディートリッヒ・マテシッツ(レッドブル最高権威)のシュタイヤーマルクに対する大きな貢献には非常に感謝しているし、少なくとも我々がエキサイティングなグランプリを開催でき、テレビを通じてムール渓谷の美しい景観を届けることができれば幸いだ」

マルコは、F1開催に向けてすでに関係当局との間で調整作業が進められていることを明かしている。

「現在、準備が進められているところだ」

「つまり、F1関係者がオーストリアに入国できるよう副長官から方策に関するリストを受け取ることになっているんだ」

「同時に、できるだけ少人数でオーストリアに来るためにチームの人数をどうやって削減するかということに関する方策リストもある。そして、ここまでのところ、コロナウイルスの状況が再び悪化してはいないことを考えれば、それは可能だと思うよ」

「テレビで放映される最初の世界的イベントになるだろうし、それはオーストリアにとって計り知れない宣伝になる。そしてコロナウイルスによる状況に我々がどれほど効率的に対応できたかを示すことにもなる」

そう語った76歳のマルコは次のように付け加えた。

「全員がそれを期待している。だが、いろんなサインがそのチャンスが非常に大きいことを示しているよ」

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