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「今年のF1選手権はもうあきらめるべきだ」とジャック・ビルヌーブ

2020年04月06日(月)17:02 pm

1997年のF1チャンピオンであるジャック・ビルヌーブは、今年のF1選手権開催はもうあきらめるべきだと考えている。

新型コロナウイルスの世界的流行拡大により、2020年のF1シーズンはいまだ開幕を迎えることができない状況となっている。

だが、F1オーナーであるリバティ・メディアは、今季もなんとか15戦から18戦は開催したいと考えていることを明らかにしている。

だが、カナダ出身のビルヌーブは、フランスのテレビ局『Canal Plus(カナル・プリュ)』に次のように語った。

「最初のレースは9月になるだろう」

「契約を履行するためにできるだけ多くのレースをしようというのは間違いだよ」

「どんなことをしても選手権を行う必要があるという理由だけで、クリスマスあるいは(2021年の)1月まで次から次にグランプリを行うようなことはすべきではないよ」

「選手権は行わないと言う方がより賢いやり方じゃないかな」

「我々はひとつひとつのレースをインディ500やル・マン、あるいはグランドスラムトーナメント(テニス)のような特別なものにすることができるだろう」

「そうすれば、チームたちが2020年末を2021年の準備に充てることも可能となるしね」

そう語った48歳のビルヌーブは、新型コロナウイルスのパンデミックがF1に与えている影響は非常に大きいがゆえに、早めに2020年シーズンに見切りをつける方がいいのではないかと次のように付け加えている。

「多くのチームが大きな危機的状況にある。だから、チームが生き残るための新たな手段を見つけられるよう、クリーンにすべき時かもしれないよ」

一方、最近ではF1を始め、インディカーやNASCARにおいても実際のレースの代わりにバーチャルレースが催されている。そして、中にはこうしたバーチャルレースが今後も本当のレースに取って代わるほどに成長する可能性があると考えている者もいるようだ。

だが、バーチャルレースについて質問されたビルヌーブは次のように答えている。

「あれはスポーツじゃないよ。あれはビデオゲームだ」

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