元F1ドライバーのデビッド・クルサードは、F1は比較的「短期間」のうちにレースを開催することも可能だろうと考えている。
新型コロナウイルスの世界的大流行に伴い、2020年のF1はここまですでに第8戦までの延期もしくは中止が決定している。
だが、第9戦カナダGP(6月14日決勝)や第10戦フランスGP(6月28日決勝)の開催も難しいだろうと考えられており、実際のところいつになったらF1シーズンが開幕できるのか全く予断を許さない状況が続いている。
しかし、かつてウィリアムズ、マクラーレン、レッドブルで活躍した49歳のクルサードはオランダの『Ziggo Sport(ジッホ・スポルト)』に次のように語った。
「私は、我々のイベントはほかのものよりも早く開催できるはずだと信じているよ」
「短期間のうちに無観客レースとして実施できるだろう。そして、シーズン後半には再び観客の前でレースができるはずだ」
レッドブル首脳のひとりであるヘルムート・マルコは、2020年のF1カレンダーを見直す上ではシーズン後半にひとつのサーキットで複数のレースを実施するというのもひとつの方法だろうと主張している。
「開き直ることも必要だよ」
母国オーストリアのテレビ局『ORF』にそう語ったマルコは、次のように付け加えた。
「ひとつのサーキットでいくつかのレースを行うとしたら、オーバーテイクのチャンスが多い魅力的なサーキットを選ぶ必要があるだろうね」