2020年のF1は11レースも開催できれば“幸運”だと言えるだろう。
そう語ったのはスイス出身の元F1ドライバーであるマルク・スレールだ。
新型コロナウイルスcovid-19の世界的大流行に伴い、今季のF1はすでに開幕から8レースが延期もしくは中止となっており、実際のところいつレースが開催できるのかまったく予断を許さない状態が続いている。
F1モータースポーツ担当マネジングディレクターのロス・ブラウンは少し前に17戦か18戦を開催していと発言していたが、F1最高責任者のチェイス・キャリーは最近15から18レースになるだろうと語り、現実的には15戦の開催を目指している状況であると示唆している。
こうした状況のもと、ドイツの『Speed Week(スピードウィーク)』はスレールが次のように語ったと報じている。
「22戦が計画されていた。だが、2020年が終わるまでに11レースを開催できるなら我々は幸運だと言えるだろう」
「そうなれば世界選手権として公式に認定することができるからね。レギュレーションによれば最低8レースが必要だということになっているんだ」
そう語ったスレールは次のように付け加えている。
「キャリーがどうやって15から18レースを行う計画をしているのか、私には理解できないよ」