【F1】「レースの中止や延期は正しい判断だった」最高責任者がファンへの公開書簡で語る
covid-19と名付けられた新型コロナウイルスの世界的蔓延に伴い、2020年のF1シーズンも開幕戦から第4戦までがすでに中止もしくは延期となっており、現時点ではいつ実際にレース開催が可能となるのか分からない状態となっている。
こうした状況を受け、F1最高経営責任者を務めるチェイス・キャリーが、F1公式サイトを通じて世界のF1ファンに対して公開書簡という形でメッセージを送った。
■チェイス・キャリー（F1最高責任者）がファンに宛てた公開書簡
親愛なるF1ファンたちへ
先週行ったコロナウイルスの世界的流行への対応に関し、私たちの考えと展望を提供したいと考えていました。
何よりもまず、我々が優先するのはファンやチーム、F1組織、そしてより広い世界における健康と安全です。
オーストラリアの中止やレース日程延期の影響を受けたファンのみなさんには陳謝します。これらの決断は急激に変化し拡大しつつある状況を鑑みながら、F1、FIA（国際自動車連盟）、そして地元のプロモーターによって行われたものですが、これは正しい判断であり、必要な判断だったと信じています。そして、私たちは自分たちF1ファミリーを含め、すでに影響を受けているところにもこの考えを広げていきたいと思っています。
誰もが2020年のF1に次は何が起きるのかを知りたいと思っていることは理解しています。この流動的な状況下にあって、今日何か具体的な答えをお伝えすることはできません。しかしながら、安全に行うことが可能となり次第すぐに2020年の選手権を開始できるよう計画しています。我々は毎日専門家や関係当局と連絡を取り合い、今後数か月にわたってどのように進めていけばよいかを検討しています。今後可能となり次第Formla1.comを通じて最新の情報や詳細をお伝えしていく予定です。
みなさんのご支援とご理解に感謝します。そして、みなさんとそのご家族のご多幸をお祈りいたします。
敬具
チェイス
