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【フェラーリ】早期に2021年型マシン開発にシフトする可能性を示唆

2020年03月03日(火)19:30 pm

フェラーリが、2020年シーズンの早い段階で今季型F1マシンの開発をあきらめ、新たなレギュレーションが導入される2021年型マシンの開発にシフトするかもしれないと認めた。

2月にスペインのバルセロナで6日間にわたってプレシーズンテストが行われたが、フェラーリの2020年型F1マシンは意外なほどにペースが上がらなかった。

F1関係者の中には、テストではフェラーリが真の実力を隠す作戦をとっていたのではないかと疑っている者もいる。だが実際に2020年型マシンをドライブしたセバスチャン・ベッテルはひょっとしたら早めに2020年型マシンをあきらめる必要が生じるかもしれないと示唆するように次のように語ったと報じられている。

「まずは、僕たちにはどれくらい足りないのかを見極めなくてはならない。その上で、(2020年型マシンの改善のために)2021年のプログラムから何かを犠牲にするのか、あるいはそうする価値がないほどギャップが大きいのか、ということを判断することになるだろうね」

そしてフェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットもこのほどドイツの『Speed Week(スピードウィーク)』に次のようなコメントを行っている。

「我々のパフォーマンスには満足できないよ」

「テストは、全体的には10点満点で8点を付けるが、パフォーマンスに関しては6点だね」

ビノットも今後速やかにパフォーマンス改善に取り組むつもりだとはしつつ、2021年に焦点を合わせて方針を変える可能性も否定はできないと認めている。

「それは当然の疑問だね」

「我々は分別ある妥協は何かということを自問していかなくてはならないだろう。もちろん、最初は2020年のために全力を尽くしていくよ。クルマの理解も進むだろうし、どうすればいいかも分かってくるだろう。我々は速やかにそうしたいと望んでいるよ」

ビノットはそう語ると次のように付け加えた。

「だが、もしも最初の数レースでトップとの差があまりにも大きすぎると分かったときには、我々が違うアプローチの検討をすることになるのも確かだろうね」

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